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『だから…そんな目で見ないでくれ…』
私がそう言うと、キロランケが私の横に立った。
そして背中をドカッと力強く叩く。
「お前ら4人で疑いあったら、
それこそ鶴見中尉の思惑通りなんじゃないのか？」
そんなキロランケに白石が便乗する。
そして諭すように杉元とアシリパの方を向いた。
「っそうだぜ！今はAちゃんが内通者だって証明も
そうじゃないって証明も出来ねぇだろ？｣
「……それもそうか、すまないA」
アシリパは、腕を伸ばして、
いつの間にか流れていた私の涙を拭いてくれた。
その時、3人の視線が何故か私の左腕に注がれた。
キロランケが、そっと私の右手に触れる。
「そんなに掴んだら跡がつくぞ？」
『…ありがとう』
私は、無意識に左腕を右手で強く掴んでいたらしい。
ふっと力を緩めて、そのまま地面に座り込む。
一旦私は許されたのかな。
良かった。まだ杉元のそばに居てもいい。
私は安心から小さく息をついた。
「アシリパはどうしてこの3人と一緒にいるんだ？」
キロランケの問い掛けに、彼女は少しだけ考える。
そして直ぐに、明るい笑顔を彼に向けた。
「杉元は相棒だ」
そして次に、私の方に振り向く。
「Aは……」
先程まで疑いをかけられていた私に対する印象。
きっと、いいものじゃないだろうと思う。
「Aは私の妹みたいなものだ！
A、さっきは本当にすまない。
私達は決してAを信用してない訳じゃないからな」
予想を裏切るアシリパの答えに、
私の視界がぱっと明るくなるような気がした。
彼女は、光だ。
私のような取り返しもつかない人間にとって
他のどんなものよりも暖かい光。
「そしてそこの白石は役立ずだ」
その答えに、その場の誰もがうんうんと頷く。
やっぱりこいつ人望ないなぁ。
そんな事を思いながら、私はふっと笑みをこぼした。
その笑顔を、杉元がじっと見つめていたのを
私は気が付かなかった。
「俺はここでお前らを待っていた。
アシリパに伝えることがあるからだ」
キロランケは煙管をふかしながら語り始める。
私達はキロランケに視線を向ける。
「年老いた和人が俺の村に来た。
その男はある女性を探していると言った」
キロランケの口から煙が吐き出される。
そして、彼はアシリパの碧眼を見つめる。
「その老人が探している女性の名前。
それは[小蝶辺明日子]」
その言葉に、アシリパが目を見開いた。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
