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「そんなにヤバい奴なのぉ？おっかねーなぁ｣
白石が尻についた雪を払いながら、
少し先を歩く私達の元へと走ってくる。
杉元がそういえば、
となにか思い出したような顔をした。
「土方が囚人を集めてるんだろう？
奴を見つけられたら一気に入れ墨が集まるかもな」
「おっおう…そうだな」
『土方って戊辰戦争の生き残りだよね。
それなら、もうかなりの年齢じゃないの？』
アシリパさんと杉元も同じ事を思ったらしく、
3人で白石の方を見つめる。
白石は、にやりと笑った。
「とても70とは思えねぇ若々しさがあったぜ。
あー！！見ろ杉元！！｣
「ッなんだ！？追手か！？」
白石の声に私達の間に緊張が走る。
杉元と私は即座に銃を構えて辺りを見回す。
何故か、白石はごてんと寝転んだ。
「福寿草の花が咲いてるヨ！」
「わぁ可愛い！…って紛らわしいことすんな！！」
杉元が白石の頭をぼかっと殴る。
私は溜息をついて銃を肩に下げ直した。
アシリパが杉元と白石の後ろに立つ。
そして、福寿草の花を指さした。
「チライ・アパッポ。
私達は[イトウの花]と呼んでいる」
「イトウ良いなぁ。
アシリパさん！この辺で捕れないかな？｣
「罠さえ作れば捕れるぞ！でも
イワン・オネチェプ・カムイが現れたら…！」
初めて耳にするなんだか凄そうな名前に、
杉元が固唾を飲み込む。
話によると、イワン・なんちゃらカムイとやらは
ヒグマを丸呑み出来るほどの大きな体を持つ
イトウの主らしい。
そうして歩いていれば、誰かが川で魚を捕ったのか
川の上に木の橋がかかっていた。
「そーだ！ここでイトウ捕ろうぜ！｣
そう言って白石は真っ先に橋に乗る。
途端、白石の足元の木がばきりと割れた。
そのまま川に落ちるドジなオッサン。
私は何度目か分からない溜息をつく。
『白石の足元ってよく抜けるしよく滑るよね』
「日頃の行いだろ」
「日頃の行いだな」
アシリパと杉元からの人望の無さに苦笑する。
とにかく、まずは白石を引き上げないと。
私達は落ちた白石の元へ行く。
こちらに手を伸ばす白石。
その更に奥に、暗がりから口を大きく開いた
巨大なイトウがいた。
『白石後ろっ！！』
私の声に白石が反応する前に、
巨大なイトウはぱくりと白石の体を食べた。
咄嗟にアシリパさんが叫ぶ。
「イワン・オンネチェプ・カムイだ！！！」
私が川に飛び込もうとした瞬間。
私の横を誰かが駆け抜けて、川に飛び込んだ。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
