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「見つかると不味いんですか？」
明らかに様子のおかしい私達に、男はそう尋ねる。
杉元はやや早口でそれに答えた。
「俺を探してるんじゃないと思うが…
見つかると俺達2人ともタダじゃ済まされねぇ」
『私を追ってきたのかも、でもなんでここが…』
「ひ、ひとまずあそこに匿ってもらいましょう！
親方が住む豪邸で隠れるところが沢山あります！」
私達は顔を見合せ、そして頷いた。
今は辺見和雄探しよりも己の命を守らねば。
私達は男の指示に従って、丘の上の豪邸を目指した。
「さぁ！こちらからどうぞ！」
男は、豪邸の裏口を勝手に開ける。
そして家の中に入り、私達にも入るように促す。
「勝手に裏から入っていいのか？」
「緊急避難です！さぁ早く！」
男はやけに興奮して、まくし立てる。
謎の違和感が徐々にはっきりとした形を帯びてきた。
この家には、入ってはいけないような気がする。
しかし私が声を掛ける前に、杉元は家の中に入ってしまった。私は慌てて杉元の後を追った。
「上に行きましょう！」
杉元と私が警戒しながら辺りを見回すと、
男が階段を上りながら私達に声を掛ける。
漁師の男。杉元。私という順番で階段を上ると、
2階から私達の誰でもない男の声が聞こえた。
男の声に、反射的に杉元が後ずさる。
『っうわ！』
杉元のすぐ後ろに立っていた私は
後ずさった杉本の背中に押され
バランスを崩して背中から階段を落ちた。
間抜けな声と鈍い音を立てて床を転がる。
咄嗟に杉元が私に駆け寄り、そして小声で私に声を掛ける。
「すまない…！！大丈夫か…？！」
『っ、全然なんともない…だから離れて』
実際は傷が開いて、汗が滲むほどの痛みだが、
それよりも杉元が私を心配することの方が苦しい。
私は、伸ばされた杉元の手をやんわりと押し返す。
杉元は、苦しげな顔を浮かべながらも大人しく引いた。
「…今の声、小町か？」
「それにその軍帽…杉元じゃないか？」
不味い…！！バレてしまった…！！
私達はいつでも戦えるように銃に弾を装填する。
しかし、男達はなかなか下りてこない。
その時、パァンと甲高い銃声が鳴り響いた。
それと同時に、漁師の男が階段から倒れ込んでくる。
私達は急いで男に駆け寄った。
『腹部を打たれてる…』
「善良な一般人を打つなんて…！！」
「こっ…怖かった」
違和感は破裂しそうなほど膨らんでいた。
突然発砲する訳ない…この男…何者だ！
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
