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『…っ』
「あ、おい杉元！起きたぞー！」
目を覚ますと、目の前に坊主頭があった。
現状把握にじっとその坊主頭を見つめてみると、
それは杉元を呼んだ。
すると、すぐにこちらに駆け寄る杉元。
「A！！…分かる？俺だけど」
『…ここ、は』
「アイヌの村だ、昨日の夜傷だらけで現れて…」
あぁそうか、私は生き延びたのか。
脳みそが覚醒してきて、ようやく現状把握が出来た。
その時ふと、杉元の目を見た。
彼の目には心配の色が滲んでいる。
「えっと…聞きたいことが山ほどあるんだけど」
『…ひとまず、水をくれない？
喉が、乾ききってるんだ』
「お、おう！！水だな！！」
杉元は傍に置いてある鞄から、水筒を取り出した。
そして慌ただしく蓋を開ける。
しかし、中身を見るや否や動きがピタリと止まった。
どうしたのだろう。目だけでそちらを見れば杉元は青い顔をしてゆっくりとこちらに振り向く。
「あ…」
『…どう、した？』
「ちょうど水を切らしてた……待ってろ！！
すぐ汲んで来る！！」
『ちょ、』
呼び止める間なく、
杉元は小屋を飛び出していってしまった。
溜息をついて、辺りを見回すと部屋の隅で
2人の男女が私を警戒しながら見ているのが見えた。
1人は先程の坊主頭で、
もう1人は青い目をしたアイヌの少女だ。
『えと…貴方達は…？』
「まっ、まずはそっちからだ！！」
坊主の方が両手で私を指さした。
なんだか無性に腹が立つ動きだな…。
私は、悲鳴を上げる体を無理やり起こす。
そして2人の方に振り向く。
『私は、小町 A。杉元とは…幼なじみ、です』
「なっ、幼なじみなのか！！杉元と！？」
途端にアイヌの少女が目を輝かせた。
私が少女の言葉に頷くと、彼女はこちらに近づいてくる。
そして、私のすぐ横にくると手を差し伸べた。
「アシリパだ。よろしく」
『よ、ろしく』
私はその小さな手を取った。
彼女の青い目と視線が絡み合う。
美しい瞳だ、と思わず見とれる。そうしていると、離れた所にいた坊主頭もこちらに近づいてきた。
「白石由竹だ…よろしく」
『…よろし、く』
喉の渇きのせいで、言葉をつまらせながらも
私は2人と握手をした。一旦は認めて貰えたのだろうか。
その時、ちょうど杉元が帰ってきた。
やけに息切れしていて、走ってくれたのが分かった。
私に、優しくしなくていいのに。
その気持ちは、言葉にはしなかった。
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セミ⭐︎ - 月島ァン“！！ (4月27日 19時) (
レス) @page42 id: 6201ff5e9e (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ゲンジロウちゃん可愛いですよねぇ、「上手く、踊れない、ブヒィッ！」が好きすぎてもう1日に最低一回は見ていますw (4月23日 17時) (レス) @page37 id: 1c9608ec9f (このIDを非表示/違反報告)
作者 - セミ⭐︎さん» 本当にお待たせしました…！今後は更新頑張りますね！！自分の推しキャラは谷垣と杉元と月島です。早く谷垣を踊らせたいです^^ (4月22日 16時) (レス) id: f336fb7281 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - ぬおぉ！更新ありがとうございます！ずっと待ち侘びておりました！すぎもっちゃん、夢主ちゃん、､､､ぐへへへh、ン“ん、すいません尊すぎてつい、作者様の推しキャラはおりますか？自分は複数人いるのですが杉元、尾形、月島が好きでございます (4月22日 15時) (レス) @page36 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - 作者様、大丈夫ですか？無礼は承知なのですが、続きが欲しいです。こんな気になるとことで終わられては、夜も寝れません！何かあるのでしたらご報告お願いします。更新できなくなってしまったなど、何かお願いします (4月12日 22時) (レス) id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠いです。 | 作成日時：2024年3月21日 0時
