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｢……入るで、ロボロ｣
｢あー……今はあかん、ちょっと隣におって｣
そう言われ、隣の部屋に入る。
瞬間、落ちた。
そう、言葉通り。
私だけが、何処かに。
｢…っは！？ちょ、狡いで！！！｣
あー！もう！少しだけやからな、と大きな声が外から聞こえる。
｢コネシマさ、｣
｢他の名前呼ばんで。俺だけ呼んで｣
抱きしめられる。
｢あ…ロボロさん、｣
｢残ってくれるんやろ？そして、そのこと伝えに来てくれたんやろ？｣
ずっと見とったから知っとる、と。
｢……ほんまあかん、自分が可笑しくなりそうなんよ。なぁ、どうしてくれる？｣
｢え、…｣
唐突に吐き出された言葉。
理解するには情報が少なすぎた。
｢俺が、俺が1番やと思ってたんに……1番優しくしてきたつもりやった…何度も、誘ったのに、なんで、なんで俺は………あぁ………愛が何か分からへん｣
守ることが愛情？
傷つけることが愛情？
常に見張ること？
｢俺はAちゃんと2人だけの世界に行きたい。他の誰にも渡さへん。………なぁ、これを愛情って呼んでええんか？｣
難しい疑問。
私には到底答えることが出来ない質問だった。
それでも言える事は一つだった。
｢分かりません。……それでも、どんな形であっても生きていられる限りは受け入れるつもりです。……そう、生きてさえいれば｣
｢違う。それは違う、俺は生きていて欲しいんやない。愛して欲しい、な？分かるやろ？……分かれや……なぁ…！！｣
腕に力を込められる。
痛い。
何が痛いんだろう。
彼から流れ込んでくる感情か。
｢……愛は、私にも分かりません。もちろん、痛いのは嫌、怖いのも嫌。……それでも、縋るものはもう、ここしかないんです｣
正しくなくてもいい、と。
_______________私を、受け入れてくれたのがここだったんです。
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秋扇(プロフ) - ．さん» そう言っていただけて本当に嬉しい限りです…、！ これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2021年2月1日 6時) (
レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
． - こんばんは。コメントを書くのがあまり得意では無いので簡潔に申し上げますが心から好きです… (2021年1月27日 23時) (レス) id: b56d4c311c (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - レイさん» ありがとうございます、長らく空けてしまっていて申し訳ありません。今後ともお楽しみいただけたら幸いです…！ (2021年1月1日 1時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(咲海)(プロフ) - 嬉しいです!!ありがとうございます!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: c05eda2bfa (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 更新頑張ってください応援してます！！！ (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2020年10月3日 22時
