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逃げ込んだ場所には、既に大勢の人が集まっていた。中にはまだ大人に手を引かれる幼い子供もいた。
｢…ｯﾊｧ、…なん、でこんなことに…｣
｢…大丈夫、Aちゃん｣
顔をあげれば心配そうな顔をした日向ちゃん。ここに来てから、ずっと気を使ってくれている。
｢大丈夫だよ、……あ、怪我してる｣
早く止血しないと、そう言って持ち歩いているハンカチを宛てがう。爆発で飛んできた金属にでも触れたのだろうか、綺麗に切れてしまっている。
｢ありがと、ごめんね｣
そう言って辛そうに笑った。
ここで血を流すことは危険すぎる。
先程対峙した青年達。
彼らは、人間離れした能力を使う。
_______________血液を媒体として。
｢どうして、こうなったんだろうね｣
私たち、普通に生活していたのになぁ、と。
そうだ、私達は普通に生活していた。
私は大学生として。日向ちゃんは分からないけど、制服を着ているからきっと学生だったのだろう。
それなのに、突然ここにとばされた。
なんの前触れもなく。
当初は困惑した。しかし、同じような人が大勢いた。まるで無作為に選ばれたようだった。
この世界には、人が見当たらなかった。荒廃して、寂寥感漂う街並み。
そして、目の前には紙切れが置かれていた。
『ゲームをしよう』
そこには、クリアすべき段階が3つ並んでいた。
⒈ウサギの着ぐるみを着た殺人鬼達を殺すこと。
⒉五つの宝を集めること。
⒊我々を殺して、現世に帰ること。
突如悲鳴が聞こえた。
後ろにはウサギの着ぐるみを着た被った人がいた。
その着ぐるみは何故か、血に塗れていた。
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優兎 - ファァァァァァ!!!!!!!!!(至福のブリッジ) (2021年9月11日 20時) (
レス) id: c9c6e784ca (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - おれたぬきさん» コメントありがとうございます…！ 楽しんでいただけているようで何よりでございます、これからもどうぞよろしくお願いします…！ (2020年10月4日 19時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
おれたぬき - はぁ…(幸せのため息) (2020年10月4日 19時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - 奏さん» 恐縮です…ありがとうございます…！ 今後とも楽しんでいただけたらと思います！ (2020年8月29日 8時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - くぁwせdrftgyふじこlpgz4nb旗NASA((((((神すぎて語彙力が亡くなりました (2020年8月29日 8時) (レス) id: 31caf2c9fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2020年8月13日 23時
