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【黄色】
｢…許さんからな｣
絶対許さへん、と言い涙声で抱きしめられました。
｢何が嫌だったん？俺のこと嫌いなん？｣
震える声と、肩。
ごめん、と素直に謝るとゆっくりと離れていきます。
｢…Aを傷つけるものは全部消してやる｣
貴方と共に未来を歩みたいから。
【桃色】
｢…急になんや｣
そんなこと、と言って手を止めようとはしません。
悲しくない、と尋ねると何かを考え込むような素振りを見せます。
｢…悲しいと思うで。ただ、離れる未来が見えへんから｣
なんも言えへんわ、と。
｢離れるなら言うてな。ついていくから｣
貴方が居ることが当たり前だから。
【黄緑色】
｢嫌や｣
端的にそう述べました。
｢なんでや？何がそう思わせたんや｣
俺が殺したる、と手を取り指を絡めました。
まるでそこに繋ぎ止めるような仕草にも思えます。
｢…絶対に殺させへん。誰にも、Aにも｣
貴方と共に生きたいから。
【茶色】
｢…止めて欲しいですか？｣
意外にも止めませんでした。不思議そうな顔をしていると微笑をたたえました。
｢私は止めませんよ｣
紅茶を用意し座るように促されます。
｢貴方が選択したのなら私はそれを否定しません｣
貴方のことを信じているから。
【紫色】
｢…死ねるもんなら死んでみてください｣
きっと出来ひんやろ、と鼻で笑っています。
そうだね、と素直に頷けば後ろから抱きしめられました。
｢……そうですよ。先輩は死ねないんです｣
強く縋るような仕草です。
｢…俺が、絶対に守りますから｣
貴方が死ぬのを必ず止めてみせるから。
【橙色】
｢……嫌です｣
絶対にダメです、と頑なに譲りません。
なんで、と尋ねるとさも当然のように答えました。
｢俺がAさんのこと好きだからです。死ぬなら俺も死にます｣
いいんですか、と涙を浮かべた瞳で見つめてきます。
｢…Aさんは俺を置いていくんですか？｣
貴方が選んでくれると信じているから。
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秋扇(プロフ) - ロアさん» かしこまりました。喜んで書かせて頂きます。お気遣い痛み入ります。更新までもう暫くお待ちいただけますと幸いです。 (2021年11月19日 22時) (
レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 秋扇さん» 返信ありがとうございます。リクエストの件、了解しました。では、主人公が悪夢を見た主役の話を聞く、と言うのが読んでみたいです。作者様のペースで大丈夫ですので、よろしくお願いします。 (2021年11月18日 15時) (レス) id: 16ef5a014f (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。お褒め頂き大変嬉しく思います。リクエスト等受け付けておりますが更新までお時間いただくと思います。それでも差し支えなければどうぞお申し付けくださいませ。 (2021年11月18日 5時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 初コメ失礼します。こちらの作品に出会えた事を心から感謝したいです。この作品と作者様の甘やかで、静謐な空気を感じられる文章が大好きです。また、リクエストなどは受け付けておりますでしょうか？不躾ですが、お答え願えると幸いです。長文、失礼致しました。 (2021年11月17日 16時) (レス) id: 16ef5a014f (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - 鹿野ユズナさん» お久しぶりです。リクエスト、そして応援ありがとうございます…！喜んで書かせていただきます、更新頻度はゆっくりですがお待ちいただけると幸いです。お褒めの言葉、本当にありがとうございます。 (2021年7月4日 8時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2021年3月28日 0時
