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【茶色】
｢……尊敬しています｣
微笑み、本を閉じゆっくりと口を開きました。
彼らしい答案に満足しなかった貴方はさらに彼に言及しました。彼は恥ずかしそうに視線を逸らし、数秒考え込みます。
｢……貴方が笑顔で帰ってきてくださることが、私の救いなんですよ｣
しかし、と申し訳なさそうな眉を下げました。
｢私が、貴方を傍で守れなくてすみません｣
え、と貴方が言葉を漏らせば彼は言葉を続けます。
｢好きな人を守りたいのは、皆そうですから｣
貴方を支えることしか出来ないから。
【紫色】
｢どう思っとると思います？｣
質問返し。貴方が首を傾げるとふっと笑い腕を引きました。気がつけば貴方は彼の腕の中です。
｢こんないじめがいのある人おらんやろ｣
そう言って頬を突きました。
おもちゃじゃない、と彼に言いましょう。
｢それでも俺のこと好きなんですよね？｣
そう言われるので貴方は小さく頷きます。同時に彼にもう一度同じ質問をしてみましょう。
｢…好きじゃない人をいじめる趣味はありませんけど｣
貴方の思考を自身に向けたいから。
【橙色】
｢……へ？｣
Aさんのことですか、と溜まっていた書類から手を離し改めて口にします。
貴方の腕も必然的に止まります。
｢好きですよ、もちろん｣
本当と尋ねるとはい、と大きく頷きました。
｢好きじゃない人を呼ぶ口実ばかり考えてますから｣
にこり、と笑みを浮かべ貴方を抱きしめました。
｢いつもありがとうございます、Aさん｣
色々手伝ってくれて、と告げ髪を掬いました。
｢これからも、僕の事よろしくお願いします｣
貴方には傍にいてほしいから。
リクエスト:太陽ポポロン新 様
｢貴方にとって私はどういう存在｣と聞く
____________________________________________
更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
課題や試験が収まり次第占ツク更新はもちろんですが、Twitter上で分岐型の小説を作りたいと思っています。選択肢によって生死が別れる物、辿る運命が変わるものを作りたいとは考えています。
もし興味のある方はぜひ。 sasamegoto0401
2021/05/26 秋扇
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秋扇(プロフ) - ロアさん» かしこまりました。喜んで書かせて頂きます。お気遣い痛み入ります。更新までもう暫くお待ちいただけますと幸いです。 (2021年11月19日 22時) (
レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 秋扇さん» 返信ありがとうございます。リクエストの件、了解しました。では、主人公が悪夢を見た主役の話を聞く、と言うのが読んでみたいです。作者様のペースで大丈夫ですので、よろしくお願いします。 (2021年11月18日 15時) (レス) id: 16ef5a014f (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。お褒め頂き大変嬉しく思います。リクエスト等受け付けておりますが更新までお時間いただくと思います。それでも差し支えなければどうぞお申し付けくださいませ。 (2021年11月18日 5時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 初コメ失礼します。こちらの作品に出会えた事を心から感謝したいです。この作品と作者様の甘やかで、静謐な空気を感じられる文章が大好きです。また、リクエストなどは受け付けておりますでしょうか？不躾ですが、お答え願えると幸いです。長文、失礼致しました。 (2021年11月17日 16時) (レス) id: 16ef5a014f (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - 鹿野ユズナさん» お久しぶりです。リクエスト、そして応援ありがとうございます…！喜んで書かせていただきます、更新頻度はゆっくりですがお待ちいただけると幸いです。お褒めの言葉、本当にありがとうございます。 (2021年7月4日 8時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2021年3月28日 0時
