歓迎�� ページ16
部屋に入れてもらいましょう。(別 ver.)
【黒色】
｢そうだな。これからここはAの部屋になるから｣
快く開放された部屋には可愛らしいものが積まれていました。首を傾げると静かに閉ざされる扉。
彼は鍵をかけ貴方に笑いかけました。
瞬時に意味を理解し、血の気が引いていくのを感じました。
｢あぁ、その表情は堪らないな｣
貴方を知るのは自分だけでいいから。
【赤色】
｢……なぁ、今誰に助けを求めたん？｣
冷たい声に肩を震わせました。
気がつけばここにいた、なんてことはありません。
ずっと傍で応援して欲しい、という言葉に頷いてしまった為ここに囚われてしまいます。
｢…俺を応援してくれればええんや｣
それだけで、と呟きゆっくり抱き寄せ頭を撫でます。
｢Aはここで幸せになれるんやで｣
貴方の幸せを確実なものにしたいから。
【緑色】
｢んふふ〜、お茶会めぅ｣
慣れた手つきでお茶会の準備を始めます。
貴方といられることが嬉しいのかはたまた別の意味があるのか、機嫌が良さそうに見えます。
｢これ、Aちゃんが好きや言うとったケーキやで｣
一口食べると違和感を覚え、徐々に視界が眩みます。
｢……まだ始まったばっかや。Aちゃん｣
貴方と終わらないお茶会をしたいから。
【水色】
｢おん、ええで！｣
笑顔で歓迎し、そのまま静かに扉を閉めました。
異様な雰囲気に不安を覚え、どうしたの、と尋ねると彼にしては珍しい声を抑えたような笑い。
｢…く…ふはっ……ええなぁ、ええなぁやっぱ｣
言うてた通りや、と言い恍惚とした表情で頬を包み目を合わせにこりと笑いました。
｢手の内にあるって、ええなぁ｣
｢これが、皆が言う愛情なんやろ？｣
貴方に全ての感情を向けたいから。
【青色】
｢男の部屋に簡単に入ったらあかんよ｣
押し倒され、ベッドに縫いつけられます。
いつもとは違う雰囲気の彼に不安が押し寄せました。
退いて、と頼み込むと上機嫌に笑います。
｢ええよ、もっと抵抗してや。そしたら刷り込み甲斐があるやろ？｣
そしてゆっくりと手を掛けました。
｢…離れられんようにしようなぁ｣
貴方を縛る鎖を付けたいから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋扇(プロフ) - ロアさん» かしこまりました。喜んで書かせて頂きます。お気遣い痛み入ります。更新までもう暫くお待ちいただけますと幸いです。 (2021年11月19日 22時) (
レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 秋扇さん» 返信ありがとうございます。リクエストの件、了解しました。では、主人公が悪夢を見た主役の話を聞く、と言うのが読んでみたいです。作者様のペースで大丈夫ですので、よろしくお願いします。 (2021年11月18日 15時) (レス) id: 16ef5a014f (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。お褒め頂き大変嬉しく思います。リクエスト等受け付けておりますが更新までお時間いただくと思います。それでも差し支えなければどうぞお申し付けくださいませ。 (2021年11月18日 5時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 初コメ失礼します。こちらの作品に出会えた事を心から感謝したいです。この作品と作者様の甘やかで、静謐な空気を感じられる文章が大好きです。また、リクエストなどは受け付けておりますでしょうか？不躾ですが、お答え願えると幸いです。長文、失礼致しました。 (2021年11月17日 16時) (レス) id: 16ef5a014f (このIDを非表示/違反報告)
秋扇(プロフ) - 鹿野ユズナさん» お久しぶりです。リクエスト、そして応援ありがとうございます…！喜んで書かせていただきます、更新頻度はゆっくりですがお待ちいただけると幸いです。お褒めの言葉、本当にありがとうございます。 (2021年7月4日 8時) (レス) id: a73cd4cc12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋扇 | 作者ホームページ：https://odaibako.net/u/sasamegoto0401
作成日時：2021年3月28日 0時
