【名探偵コナン】この世界に生まれた意味何？

23話 ページ24

『あっはは...！嬉しいな〜！一生ベル姉様と一緒にいられるのか〜、それは本望だなぁ！』


こんな時でもへらへらと笑う


｢あなたね...ふざけるのも大概にしなさい？年齢の割には頭が切れるようだからこの意味もわかるでしょう？｣


今のはあからさまに挑発する感じだもんね、ベル姉が警戒するのもわかるわぁ〜、

私はそろそろ自分の命のためにも本気になるべきか、、


『まぁね、私もまだやることがあるから死にたくないしね
私もそこら辺の人間と比べれば勘も鋭いし悟りも早い方だと思いますよ？
でもね、私はあなた達のことを知らないのよ』
｢この組織を知っているのに？｣
『うん。そうだね、でも私は何も知らない』


このあやふやな答え方にさすがにベルさんちょっとおこですね

とんちんかんな話だもんね、わかる


｢...そう、じゃあ質問の仕方を変えればいいかしら？あなたは組織の目的を知っているの？｣


私のさっきの答え方は少なくとも“黒の組織の存在を知っている”ということ

組織の存在を知っている人間。
ただそれだけで生かして帰すにはいかないってわけだ


『じゃあさ、逆に私はどこまでこの組織について言っていいのかな？

さすがに限度はあるでしょ？例えば...私がボスの名前を言う、とかさ？』
｢ｯ!...へぇ、そこまで知っているのかしら？｣
『まさか！さすがにボスのお名前は存じ上げないよ！それに組織の目的なんてわからないね！
ちょ〜っとカマかけようと思ったんだけど組織の幹部ともなればそう簡単には引っかからないよねぇ』


ﾁｬｷｯ

慣れた手つきで引き金に手をかけるベル姉さん

その拳銃で貴女は一体どれだけの人を殺しんたんだろうね


『はいはい嘘も冗談も建前も全部ナシで話せばいいんでしょ？
答えは簡単私は組織のことなんてな〜んにも知らないよ！

ただ存在することくらいしか知らなかった、って感じかな
私が掴んでる情報よりも警察が掴んでる情報の方が多いんじゃない？って感じだよ』


私は少しやけくそに言い放った


｢嘘はついてないようにみえるけど...本当にそれだけ？｣
『うんそーだよ。でもベル姉は私がなんで、どこで組織を知ったのか知りたいんだよね
言ってもいいけど命の保証、それと場所を変えたいかなぁ、ここじゃ誰かに聞かれちゃうかもしれないしね』
｢...。着いてきなさい｣


よし！間違えてない！！これで死亡は回避かな！！
そもそもアジトにいる時点で命の保証も無いけどね！！

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