帰国子女様は距離を詰めたい【石上優】【かぐや様は告らせたい】

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｢グラーニャさん、入って。｣


『Yes！Hello、日本人の皆サン！私の名前、A・k・グラーニャ言う！
Japanese苦手……だから色々教えてください？
あっ、今のは日本人が苦手違う、Japaneseが苦手……』

Japanese難しい……


｢質問あったら手挙げて。グラーニャさん、自由に当ててもらって構わないよ。｣

なんで日本はファミリーネームで呼ぶ？


『Yes。そこの……えーと、You！』


｢どこの国から来たんですか？｣


『色んな所転々としてきたよ！だから色んな地域のword混ざっちゃうかもネ……』


｢今まで彼氏いた事ありますかー？｣


『No！私が好きな人はただ一人！very very幼い頃に出会った人！』


｢好きな国は？｣


『勿論日本ネ！でも幼い頃ちょっとだけしかいなかったよ……』


｢ハーフですか？｣


『日本とFranceのダブル！父親が日本人よ！』

そうやって進んで行くHR。日本の人皆あったかそうでよかった！

指定された席に座ると、隣に“cool boy”によく似た人が。


『Hey！私A・k・グラーニャ！What's your name？』


｢……石上優。無理に話しかけなくてもいいよ……｣


『ユウ、日本にはカンジ？があるのよね？ユウはどんな字を書く？』


｢……優しいっていう字。
……ほら、書いてやったぞ。｣


『これが優しい……very nice！センスあるネ！』


｢僕の親に言ってくれる？……あと、なんで急に名前呼び？視線が痛いんだけど。｣


『逆に訊くが、日本はどうしてファミリーネームで呼ぶ？』


｢それは……判らないけど。｣

それから私は、Rest timeは優とお喋り、After schoolも優とお喋りという日々を過ごした。


｢僕今日これから生徒会があるから。じゃあな。｣


『前々から思ってたけど優が時々発するそのセイトカイというwordは何？
very楽しそうな響きがするネ。』


｢……簡単に言うと学園の雑務。雑務って言っても判んないか……えーと……色々お仕事する場所。｣


『お仕事！お仕事とは、あれか？
おかえりなさいませ、ご主人様！』


｢どんなお仕事だよ！はぁ……来る？｣


『YES！！行きたい！優のcoolな所、見てみたい！』


｢クールな所なんてないけど。｣


『Let's GO！！……で、セイトカイ。どこ？』


｢……はぁ…｣

なぜため息をつく？

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