十八話 ページ19
『｢｢｢リモート会議？｣｣｣』
｢あぁ。もうそろそろデジタル進出も考えなくてはいけない頃かと思ってな。
練習程度にやってみようかと思うんだが……皆、家に接続機器はあるか？｣
｢僕はゲーム用のがありますけど。｣
｢私もあります〜｣
｢私も。｣
『あるよ〜……』
｢ふむ、大丈夫そうだな。ではIDを……｣
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『……』
そわそわ……
『…………』
そわそわ……
〘白銀御行 さんが貴方を招待しました〙
きたぁっ！！
《聞こえているか？》
『は〜い…綾小路Aは聞こえてま〜す……』
《四宮かぐや、OKです。》
《藤原千花OKで〜す！》
《…石上優、OKです。》
なんか適当に始めた流れに皆乗ってくれた……優しいなぁ……
《これ音声の大きさってどうやるんだ？》
《あぁ、それなら右下にボタンが……》
《ってきゃー！！！》
『ダメでしょ、おことちゃん……』
《な、なんだAさんのペットですか……ちゃんとしつけておいてくださいよ〜》
『ごめんね…おことちゃん遊びたかったみたいで……』
《ほら、ことちゃん僕だぞ〜…わわっ、またカメラの方にっ！》
あー、おことちゃん石上くんの事大好きだからなぁ……
《綾小路議長は猫を飼っているのか……種類は？》
あっ、なんか食い付いた。
《シャムです…》
《い、犬はいないのかしら……》
『いるよ〜…ほら、優ちゃんおいで……』
《っ！？あ、あぁペットですよね、判ってますよ……チェコスロバキアン・ウルフドッグの優ちゃんですよね…
この前仲良くなったから知ってます。僕の手から餌食べてくれるんですから。》
《石上くん、犬に詳しいのかしら。》
あっ、なんか同じ犬好きの波長を感じとったのかな……
《他には、他には！？》
『いるよ……ほら、いろは、おいで……ん、いい子……後は…れんげ、おいで…』
小鳥が私の肩の上に乗る。
《あっ森の妖精かな？》
なんか石上くんが言ってる……
『亀もいるよ……ミシシッピアカミミガメの子が二人…六人とも、大切な家族だよ……
えへへっ、きょうだい三人でお世話してるんだけどね……ペット可愛いよ……』
《そうですよね、特に犬は最高です。》
《猫はいいよな。判る。》
《ペスもすっごく可愛いんですよ〜》
《…僕も、なんかペット飼おうかな…亀とか長く生きてくれるし……》
《では、本題の会議についてだが……》
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作者名：白米 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/
作成日時：2021年3月10日 23時
