第103話 庇う* ページ10
「おい！！逃げろ！」
「A！早く…っ早くしろ！！」
ぐるぐると回る、頭の隅で
誰かの切羽詰まった声が聞こえた。
…動かない
手も足も
身体が、動かない。
声が、聞こえるのに
目が、霞んでよく見えない。
この症状に、自分が
どういう状況なのか、わかった。
「やめてくれ…、頼むから、もうやめてくれぇぇえ！！」
『……お、にぃ』
ガシャンｯ､という
何かが壊れるような音が響いた。
それと同時に私は馬から振り落とされる
歪む視界に映りこんだのは
数メートル先で血だらけになって倒れる、リヴァイ兵長の姿だった。
ハ「救護班！早く！！」
私達は荷台に乗せられた
ハ「A、大丈夫？わかる？」
『ハン、ジ…さん…』
ハ「……よかった、」
「分隊長！兵長の血が、止まりませんっ」
ハ「嘘だろ…」
私を庇って怪我した腕からは大量出血。
そこには、巨人の歯跡がしっかりと刻まれていた。
『……へい、ちょう…すみません…』
落下した時に頭を強く打ったのか、兵長は意識がなかった。
『ごめんなさい…ごめんなさいっ』
ハ「仕方ないよ、仕方ない。誰も悪くない」
『ごめんなさい…っ』
“内の世界”に走る荷台の上には
私と、怪我をした兵長とハンジさん
そして、死んだ兵士と兄の亡骸がそこにあった。
『……ごめんなさい』
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乱 - （＾＾）だってほんとに好きなんですもん（＾＾）これからも頑張ってこれからも頑張って…っ！こちらこそ！ (2019年3月21日 20時) (
レス) id: 65841a866b (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 乱さん» コメントありがとうございます( ^^ )好きだなんてそんな嬉しいお言葉まで…更新頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2019年3月21日 10時) (レス) id: 7e6aae4d6b (このIDを非表示/違反報告)
乱 - ここなっつさんの作品好きですっ！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2019年3月13日 19時) (レス) id: 65841a866b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここなっつ | 作成日時：2019年3月12日 23時
