第107話 隠しごと* ページ14
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ハ「A、ご飯食べなよ」
『……うん』
ハ「気持ちはわかるけど、もう時間は戻らない」
『……わかってる、わかってるよ』
ハンジさんは私の顔を見ずに言った。
ハ「ならいつまでもそんな顔してたらダメでしょ」
『ハンジさん、あのね…』
別に、言うつもりはなかった。
言っても、仕方ないとわかってたから。
それでも、この気持ちを誰かに話したら、少しは救われるのかなって…そう思った。
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「A待て、何隠してんだ」
馬から降り、巨人の通った痕跡を探していたとき、兄はそう声をかけてきた。
『…何のこと？』
「とぼけるな、今日様子が変だろ」
『気の所為だよ』
「何隠してる？俺に言えないことか？」
真剣な顔をしてそう言う兄に、何故か無性に腹が立った。
バシッ
私の方に置かれた兄の手を弾いた
『おにいに私の何がわかるの？！
お父さんにもおにいにも置いてかれて！！私一人でお母さんとやってけないってわかってたでしょ！？』
「…A、それは今関係ない、」
『関係なくない！！
おにいには私の気持ちはわかんないよ！！』
父がいなくなっておかしくなった母を私が一人で見れるわけがない。
そうだよ、私がそんなに強くないって、わかってたはずだった。
「…A」
「分隊長！！奇行種です！！」
「…っ、Aこっちに走れっ！！」
『……いやっ、』
振り向いた私の目の前には巨人がいた。
あまりの恐怖に腰を抜かした私はその場から動けずにいた。
「分隊長！！駄目です！！戻って下さい！」
・
ｻﾞｼｭｯ
そんな音とともに、私の前には血飛沫が上がる
「Aっ立て」
兄は私の腕を掴んで立ち上がらせた。
『お兄ちゃん…』
「早くハンジ達のところに…」
『…あ、…お、にぃ、後ろ…っ』
「…っ！Aどけっ」
兄は私を突き飛ばした。
・
『いやぁぁぁああっ！！！』
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乱 - （＾＾）だってほんとに好きなんですもん（＾＾）これからも頑張ってこれからも頑張って…っ！こちらこそ！ (2019年3月21日 20時) (
レス) id: 65841a866b (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 乱さん» コメントありがとうございます( ^^ )好きだなんてそんな嬉しいお言葉まで…更新頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2019年3月21日 10時) (レス) id: 7e6aae4d6b (このIDを非表示/違反報告)
乱 - ここなっつさんの作品好きですっ！これからも楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2019年3月13日 19時) (レス) id: 65841a866b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここなっつ | 作成日時：2019年3月12日 23時
