錦戸先輩に目をつけられました ((黄)) (ページ11)

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11→辛いものって身体に良いらしいページ11

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錦「このパスタめっちゃ美味いで」

『良かったですね』

彼は頼んだ大盛りパスタを頬張って嬉しそうな顔を見せる。

錦「てか、ほんまにドリアで良かったん？」

『はい、これ食べてみたかったので』

錦「パスタ食べたい言うてたやん」

『気分が変わりました』

錦「何やねん(笑)」

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【俺何の為にパスタの店調べたんや】と愚痴愚痴言いながらもパスタを美味しそうに食べる。

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錦「ひと口ちょうだい」

彼は左手に持っていたスプーンでドリアをとる。

『あ、パスタのソースついた』

錦「ちょっとやん」

『結構味変わるんですよ？』

錦「食えへんことないやろ？」

『食べれますね』

錦「ならえーやん」

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『……辛い』

錦「唐辛子、いくつやと思う？」

『…はい？』

錦「3つやで」

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テーブルの引き出しにしまってあるメニューを出して自分が注文したパスタの写真を指さした。

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錦「ほら」

どうやら「唐辛子3つ」と言うのは

このパスタの辛さを指しているようだ。

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『辛すぎません？』

ほんの少ししか着いてなかったのに舌がヒリヒリする…

テーブルに置いてある水を一気に飲めば

錦「辛いものって、肌にいいんやって」

『そうなんですか？』

錦「何かでそう聞いた」

なんて、不確かな情報を彼は自慢げに話した。