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遅番出勤の今日は少しゆっくり起きた
最近は急に肌寒くなって朝はカーディガンが欠かせない
グレーの厚地のカーディガンを羽織り下に降りると、
潤「おはよ」
「..あ、..おはよ」
キッチンに立つ潤くんの姿
潤「昨日はごめんな」
「..私こそごめん..あのっ、」
潤「もう何も聞かねぇから。安心して」
「....え？」
じゃ、と潤くんは私の横を通りリビングから出て行く
、、
違ういつもの潤くんじゃない。
いつものように接してくれたようで、全然違う
夕「おはよう、」
「っ、おはようございます」
ドア付近で立ち尽くす私に声をかけたのは夕葉さん
夕「どうしたの？」
「..いえ、何も」
夕「..潤くんと何かあった？」
「......」
きっとここに来る間に潤くんとすれ違ったのだろう
本当に、最近は何にもうまくいかないな
「...仕事の準備してきますね」
夕「Aちゃんって、」
夕葉さんの質問には答えず
私も部屋を出ようとすると、
夕葉さんが被せるようにまた私の名前を呼ぶ
夕「二宮くんが好きなの？」
「........」
夕「...ごめん、昨日キッチンで2人が話してるの聞こえちゃって」
「....、だったら...、だったら何ですか..?」
私がにのを好きだなんて、
そんなこと、彼女には関係ないはず
すこしムッとして答えた私は、
この後すぐ、
夕葉さんの言葉にダメージを受けることになる
夕「....Aちゃんって、ずるいなって..」
「.....ずるい？」
、、は？
ずるい？私が？
夕「二宮くんのことが好きなら、二宮くんのことだけ見てて。他の人の気持ちに応えることができないならみんなを惑わせるようなことしないで」
、、何それ。
惑わせる？
私がいつ、誰を惑わせてるっていうの？
ついカッとなって、反論しようと口を開けた時
夕「..翔くんを傷つけないで」
夕葉さんから、初めて聞く弱々しい声が聞こえた
意味がわからなかった
私は惑わせてるつもりなんてないし、
誰かを傷つけたつもりもない
みんなにいい顔をしてる自覚も全くなかった
自分の素で接してると思っていた
、、でも。
にののことが好きだった私が他のみんなにも嫌われないよう気を遣ったり、好きな人はにのなのに他のみんなが女の人といるところ見て嫉妬したりするのは
全部私のわがままなの？私が欲張りなの？
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ふり(プロフ) - 感情移入して泣きながら読んじゃいました！すごく素敵な作品であるですね。どのように完結するのか楽しみです！ (2020年2月4日 22時) (
レス) id: e7746f777b (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 初めまして！最初から一気に読みました。主人公に感情移入して読んでいたらドキドキしたり、苦しくなったりしました。どうなって行くのか非常に気になります！とてもハマりました。更新楽しみに待っています♪ (2019年12月27日 1時) (レス) id: 5c8c598c22 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！！！ドキドキします（○_○）！！更新楽しみにしてます (2019年12月14日 7時) (レス) id: 95b46067ba (このIDを非表示/違反報告)
mielay(プロフ) - 更新待ってました〜〜(><)♪にのも翔くんもいいけど、大野くんの包み込んでくれそうな感じ好きなんですよね(笑)これからの展開ドキドキしながら楽しみにしてます！ (2019年12月5日 12時) (レス) id: 883d77482b (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - 次の展開が楽しみです。更新待ってます (2019年10月2日 12時) (レス) id: 313a034b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年8月4日 1時
