オーエル3 (ページ38)

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燃え殻となった花火を全て片付けてみんなでコテージに戻った

ユウカさんと栞さんは先に広いお風呂に入り、まーくんはユナちゃんとソファでいちゃいちゃ

どこに居よう...と部屋を一周ぐるっと見渡すと椅子に腰掛けてスマホを見てる潤くんが、「ん、」と向かいの席を顎で指す

私は潤くんが座っていた食卓の椅子の向かいに腰を掛けた

「失礼します..」

潤「どーぞ」

「どーも」

潤「...」

「...ん？」

なんか、すごい見られてる、、、？

潤「...お前泣いた？」

「っ、え？」

潤「なんか..目が...」

「...いや？別に..」

なるべく普通に

わざとらしくないように目をそらすけど、、

これはバレたか、、、？

智「A～アイス食べる？」

「え？あ、うん」

パキッと二つに折ってシェアできるコーヒー味のアイスを大野くんが片方私に差し出す

潤「邪魔すんなし」

智「～♩」

「どしたの？なんか嬉しそう」

鼻歌を口ずさみながら私の隣に座る大野くん

良いことでもあったのかな

と思えば向かいに座る潤くんはちょっと...怖い

でもそれ以上詮索されることはなかった

ふぅ、、

智「ん？それはねぇ～」

和「あいたいた」

大野くんが口を開いたのと同時ににのが部屋に入ってきては私を見つける

え、なに？

和「ちょっとこいつ借りて良い？」

「なに？」

和「話ある」

話.....

潤「いいけど...、」

潤くんがじっと私を見つめる

、、、？

智「ちゃんと返してね」

潤くんの代わりに大野くんが口を開いた

そして私を見てふにゃって微笑む

和「そりゃ保証できないけど」

智「うわっ」

潤「じゃあ渡せませーん」

「....笑」

こんな何気ない瞬間に、感じる幸せ

最近はそう思うことが増えて、やっぱみんなに出会えてよかったって

なんでもない時にそんな気持ちが膨らんでどうしようもなく愛が溢れる

怖いくらい、幸せでたまらなくなる

智「どしたのA」

潤「なにニヤニヤしてんだよ」

和「なに、俺とお話できるのそんな嬉しい？」

潤「それはねぇな」

智「うんない」

「ないね」

和「あ？」

今もこんなに笑えてる

だからきっと、大丈夫だ

にのの後ろを追ってベランダへ出る途中、まーくんと目があって目尻をくしゃっとさせる笑顔を向けられた