103 ページ11
「ん〜美味しいこれ！」
潤「だろ？美味いべ？！」
何故か私の分も買ってきてくれていたアイスを潤くんと一緒に食べる夜
アイスと言ったら潤くん、みたいになってるな最近
「そう言えば職場の近くにキャラメル専門店があってね!そこのソフトクリームがすっごく美味しいの!」
潤「へぇ、美味そう買ってきて」
「だめその場で食べるのが美味しいの!!今度一緒に行こ?」
潤「....」
「....ん?笑」
潤「...お前さ、大野さんのこと好き?」
「え、大野くん?」
え、アイスの話から急に大野くん？
いや、好きだけど..
「好きだよ?友達として」
潤「男としては?」
「なに、どしたの急に笑」
潤「いいから、答えて」
急に潤くんの顔が真面目になって、つい私も素直に答えてしまう
「異性として見たことはないけど...」
潤「あんな告白されても?」
「告白?」
潤「言ってたじゃんさっき」
「あぁ、あれはだって大野くんの冗談っていうか..笑 本気じゃないし笑」
そう言うと、「..そっか」と背もたれに背中をくっつけた
潤「...お前想像以上の馬鹿だな」
「え?笑」
潤「ま、良いけど」
え、急に今貶された？
馬鹿とか言った？？！
潤「..どうしてもって言うなら行ってやってもいいよ」
「何が?」
潤「ソフトクリーム」
「はっ、私がすごいわがまま言ってるみたいじゃん!笑 いいもんまーくんとか誘って行くし!」
せっかく良かれと思って誘ったのに!
良いもん
そんな風に言われるならまーくんと...
いや、別に1人でもぜんぜん行くし!
ムッとしながらアイスを頬張っていると、頭にポンと手を置かれる
「..っ、」
潤「だめ」
「....?」
潤「俺とデートしよ」
そんな風に、
頭に手を置いて顔を覗き込むようにして言われたら
ポトン、
潤「..笑」
持ってたプラスチックのスプーンだって、
落としてしまうのも仕方ない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 511人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年7月3日 2時
