オーエル3 (ページ41)

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潤「リーダーはさ」

智「ん？」

潤「あいつのどこが好きなの」

Aがにのに取られて、あからさまにしょんぼりしながら退屈そうにアイスを食べる最年長

わっかりやすいなまじで

智「Aのこと？」

潤「うん」

智「どこ.....」

潤「........」

智「.........」

.....。

潤「えっ？笑」

え、まさかの沈黙

俺なんか変なこと聞いた？

いや、まぁストレートな質問ではあるけど、、

なに、俺には教えねぇてきな？

そんな感じ？

智「......どこだろう」

潤「...?」

おっと、

どうやら今の沈黙は俺に対するライバル意識が原因ではなく、真剣に考えていたが故らしい

智「.....どこだ？」

おいおい、その咥えてるやつキャンディじゃねぇぞ

ストロー状になってるアイスの入れ物を咥えたまま静止する大野さん

あーもうクッソ

やっぱこの人わっかんねぇ、、！

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バクバク

飛び出てきそうなほど動く心臓

もう吐きそうだ気持ち悪い、、、

「にのは、ずっと私と友達で居てくれる？」

和「なにそれ笑」

「....」

和「まあ、どうしてもって言うなら？笑」

「...絶対?」

和「なによ笑」

お願い

お願いだから、ずっと側にいて

友達として、これからも一緒にいてほしい

俯き、膝の上で拳をきゅっと握るとにのがその上に自分の手を重ねた

男の人にしては、小さくまぁるい手

その手が温かくて、

堪えきれなかったものは、にのの手の甲に雫となってぽとりと落ちた

和「どした？」

さっきまでのトーンとは違う、安心させてくれる優しい声

「.....にのっ」

和「ん?」

「私....、っ」

和「うん」

「っ、...私ねっ...?」

うん、うん、って

ゆっくりでいいよ、ってちゃんと目を合わせて聞いてくれる

甘く、優しく、蕩けてしまいそうなにのの声に、瞳に、胸がぎゅーーーーーっと締め付けられて痛い

すぅ、と空気を吸い込むと夏の夜の澄んだ空気が身体にスーッと入り込んだ

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「にのが好きっ....、です...」

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