オーエル (ページ8)

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雅「あーいやえっとそれは..ちょっとまって落ち着いて！」

「落ち着いてられるかこの馬鹿！」

雅「ほんと急に決まったんだって2人出て行くのが！！」

「だったらその説明するでしょ普通！」

雅「それはごめん謝る！でもAがここに来るのももう決まった後だったし今から言って家探し振り出しに戻すのも可哀想かなって...それならまた次が決まるまでとりあえずここきた方がいいかなと思ったの！どうせ他に行くとこなかったでしょ！？」

「それはっ..........そうだけども」

悔しいが私にはここ以外に行けるようなとこがなくて、突然やっぱここは無理！とまーくんに言われてたら途方に暮れていたのも事実かもしれない

いやでもどうする、さすがに女1人ってのは、、

雅「大丈夫だって！ユナもよく来るから！」

「まってユナちゃんに私がここで住むこと.....」

雅「ん？言ったよ？」

私としたことが、厄介な存在を忘れていた

一橋由奈

私よりも1つ下の21歳で、まーくんが溺愛している彼女

合コンで出会ったらしいがそれはもうラブラブで、まーくんと仲のいい私は彼女に心底嫌われている

「一応聞くけど私が住むことユナちゃんは何て...」

雅「ん？あ～、、、まぁ大丈夫だって！笑」

キラッとした笑顔

その笑顔でなんでもやり過ごせると思うなよこいつ

翔「あ、相葉くんこれ相葉くんの携帯？」

雅「ん？あ、そう！」

翔「さっきからぴこぴこ言ってるけど」

雅「あ、ほんと？ごめんありがと！」

「あ、ちょっ！」

逃げたな.....

翔「やられたって顔してるな笑」

「完敗....」

本人がいない部屋にいるのもあれなので、2人で出る

翔「よし、じゃあ俺のとっておきの場所連れてってやる」

「とっておきの場所？」

翔「特別だぞ？」

そういうと櫻井さんは廊下の1番奥にある扉を開けた

ダンボールやら埃を被った棚やらが置かれているのできっとここは物置部屋

「階段？」

翔「この上が俺のとっておきの場所」

物に紛れて気付かなかったがそこには確かに階段があって「上がってみ、」、と視線を階段にやるので先に上がってみた

2階へ続く階段よりも幅が狭く非常用みたいな階段

一段一段に物が置かれてるからほとんど使われない階段なんだな、と感じた

「わ！すごい！」

翔「だろ？そこの窓覗いてみて」