オーエル (ページ7)

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「うぉ、びっくりした」

黒の革ジャンを着てイヤホンをつけたハーフ系のイケメン

またイケメン....

翔「おぉ松潤、おかえり」

潤「何してんの.....ん、誰？」

翔「あ、今日から住む相葉くんの友達の..

「佐藤Aです」

潤「あ～～そういえばそんなこと言ってたな」

当たり前だが、この家でのわたしの存在のちっぽけさにちょっと傷付く

潤「松本潤です、よろしく」

「松本さん..」

潤「潤でいいよ笑」

第一印象が怖かったからか、今の笑顔に少しホッとした

潤「翔くんなんでいるの？」

翔「明日から出張だから今日は昼に帰ってきた」

潤「なるほどね、んで案内中ってか」

潤「じゃあ引き続き案内お願いしまーす」

手をひらひらと降ってリビングに入ってくる彼がソファに座った後で、

潤「あ、俺の部屋右から2番目だから、寂しくなったらいつでもウェルカム」

と微笑んだ

翔「ナチュラルに口説くなあの人笑」

そのあと細かく部屋を案内してもらい一通り確認することができた

翔「にしてもよく来ようと思ったね男だけなのに」

「男だけ？」

翔「ん？うん」

「なにが？」

翔「..この家が？笑」

...................ん？

男だけ？

何が？

この家が？

いやいや、そんなはずは

「いや、2人女性がいるってまーくんが..」

翔「..2人？あぁ、いたよ？先週まで」

「.....というと、」

翔「1人は実家帰っちゃってもう1人は彼氏ができたから男とシェアハウスはまずいって出て行った」

「........」

私はしばらく停止した後で一目散に階段を駆け上がり一番端の部屋にノックせずに入った

ドンッ

雅「わっ、びっくりした」

「ちょっとまーくんどういうことよ！」

雅「何が？ってかノック...」

「話が違うじゃない女がいないってどういうこと！！！」

ベッドの上で寝転がって漫画を読んでた彼を叩き起こして問い詰めた

女もいるから安心って言うからきたのに、女がいない？！

顔も知らない男の人たちと一緒に暮らすと？！