オーエル (ページ6)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:189,322 hit

6 ページ6

-

「よし、完璧」

カバンから全ての荷物を出し終え、ふぅ、と一息

キャリーケースたちをクローゼットの中に入れ、まーくんの部屋に行こうと扉を開けた

「っ!?」

「........」

扉を開けた瞬間大きな目とぱっちり目があう

思わず開けたばかりの扉を閉めた

「え、」

いやいや、なんで閉めた私

「........」

もう一度ゆっくり扉を開ける

そこには今見たばかりの顔

「えっと......」

「えっと、今日からお世話になります.....」

「あ、相葉くんの....」

「あ、そう...です」

すごい美形 .........

びっくりした....

「びっっっくりしたぁ....」

「...すみません」

「いや、俺こそごめん笑驚くよね急に部屋の前に男いたら笑」

その後自己紹介をした彼は櫻井翔くん24歳

IT企業で働いているんだとか

この家を管理してるのは彼のお父さんだった

「....どっか行くんですか？」

彼の隣に大きなキャリーケースがあることに気付く

翔「ん、あぁ明日からね出張なんだ」

「ほぅ、、」

スーツ姿のイケメンがキャリー片手に「出張」なんていうからなんだかぽかんとしてしまう

翔「もう家回...った？」

「あ、まだ全然、、ざっくり見た感じです」

翔「そっか...、必要だったら案内する..けど(笑)」

「え、ほんとですか？！あでも準備..」

翔「大丈夫もう準備は終わってるから笑先に下ろしとこうと思ってキャリーだけ」

さっきまーくんが運んでくれた階段を、今度は櫻井さんが大きなキャリー片手に降りていく

翔「聞いたかもしんないけどここがリビングね、そっちがキッチン好きに使っていいよ冷蔵庫も」

翔「そこの窓から庭に出れて、洗濯物とかもそこに干してるかな。各々の部屋にも干せるスペースあるから、ね笑見られたくないものはそちらで..笑」

「あ、はい笑」

ちょっと贅沢な2泊3日の旅行を楽しむペンション

ではなくこれからわたしが暮らす家

本当にいいのか、わたしがこんな大きな家に急に入り込んで

ガチャ

櫻井さんに続きリビングを出ようとしたその時、彼が開けるより先に目の前の扉が開いた