オーエル (ページ40)

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翌朝下に降りると、

「え、」

智「.......zZ」

大野、、くん？

リビングのソファで寝てる大野くんの姿

昨日私が出た時はいなかったのに、、

ブランケットもなにもかけてないから見た目がなんだか寒そうで、いつも丸い背中はもっときゅっと丸くなってる

「大野くん、？」

智「.......」

こりゃ爆睡だ、、

起こすべきかこのままにすべきか

でも身体痛くなりそう、、と言うより風邪ひきそう、、

部屋に戻りクローゼットからブランケットを取り出しソファで寝ている大野くんにそっとかけた

「....風邪ひいちゃうよ？」

小さな声で彼に言う

起こしたいのか起こしたくないのか自分でも分からない

ソファの前に静かにしゃがみじっと見つめる

綺麗な顔してるなぁ

ほっぺがぷくってして唇が少しムッと出て

子供みたいな寝顔なのに骨格や手は男らしくてどきっとする

って私はなにを見てるの！！！

智「.......」

「.......」

その時、

閉じられていた目が、

ゆっくり静かに開き、
茶色みの瞳とゆっくり目があった

この瞬間がなんだかとても長くスローモーションのように感じた

智「んふふ、」

「.....?」

起きたてでふわっと笑う大野くんの笑顔は優しくて柔らかくて、ふわふわの真っ白なお布団を思い出した

.

智「....、好き」

.

「..............」

胸がドキッ、って

今の心臓の動きを一言で表すなら「ドキッ」が1番ふさわしい

今、なんて？

智「..........z Z Z」

そして彼はまたゆっくり目をつぶった

.........

....え、寝言？！？！？！？！