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"何やってんの" 男性にしては高い声だが彼にしては低いその声が聞こえたその瞬間、私は何かに腕を引かれてドヨンから離れていた
声を聞いて反射的に "彼だ" そう思ったが誰が来たのかは分かってなかった私は背筋が凍ったかのようにゆっくりとしか後ろを振り向くことが出来ない
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YOU/DY「テン…？」
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ドヨンと重なった声に驚いてまたドヨンの方を向こうとするが、それは彼によって遮られる
テンがドヨンの方を向こうとした私の腕をまた引っ張り向かせてくれない
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「……なんで」
TN「何、Aはテン以外にもそうやって簡単に抱きつくの?しかも、相手がドヨンだなんて……はっ、笑えるね」
「……やめ」
TN「ちっ……ムカつく」
DY「ちょっと、テン！お前、Aの知り合い？」
TN「…さぁ。また別の日に来る」
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テンは私の腕を強く掴んだまま店を出る。やっぱりテンが何もを考えてるのか全くわからなかった。
頭が追いつかなくて、何も考えつかないのに何かん考えようとしてると、店の前に止められていたテンの車の後部座席に押し込まれる
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「ちょっ、テン……！」
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後部座席に私を押さえつけて、真っ暗闇の中五感で感じる事ができるのは、テンのきつい香水の匂いとテンの獲物を狙うかのような鋭い目だけ
凄く怖かった。付き合ってもないから浮気したわけじゃないのに、テンの方から離れてったくせに、先程の状況は私が何故か悪いような気持ちになってた
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TN「……なに、次はドヨン？」
「……ちがっ」
TN「何が違うの？……どうやって知り合ったのかなんて知らないけど、抱き合う程仲良かったんだ」
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テンに握られたままの両手首が痛い。キリキリと私を苦しめるように、何か怒りをぶつけるように手首だけが熱くなる
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TN「……ムカつくんだって」
「…」
TN「興味無いくせに、テンの中に入ってきてくるし」
「……テン？」
TN「前言ったよね、もしもAが行かないでって言ったらどうするって……なんか、あの時すっごく変な気持ちだった
そういうの言われるのが1番嫌いなのに、冗談だって言われた後すっごい苛立って」
「…何、言って……」
TN「嫌い。テンの思い通りにならないAなんて大っ嫌い」
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こんな所に連れてきてまで何を言われるのかと思えば、私の事が嫌いだと言われた
私が聞きたい言葉だけをいつも言ってくれるテンが、初めてそれ以外の言葉を放った瞬間だった
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jfpzGmohs5(プロフ) - これっめもしかしてHey!Say!JUMPの歌だったりしますか！？！？ (11月13日 23時) (
レス) id: 5451b6343b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - どのお話もとっても素敵です…楽しく読ませていただきましたありがとうございました (2023年3月8日 5時) (レス) id: 708a20f575 (このIDを非表示/違反報告)
由利(プロフ) - なんかマークの話エモくて（？）泣きました（ (2022年8月12日 23時) (レス) id: 236b7ecb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなこ
| 作成日時：2022年1月14日 15時
