じゅーに ページ13
『それは絶対にいや!!!』
「でももうこれしか許してもらう手段ないと思う。」
『くぅ、いやだ、それだけは…』
「そこまで後悔するなら言わなきゃよかったのに、」
『何言ってんだ、好きな子ほどいじめたいって言うじゃないか、好きじゃないけど、』
「そう、まぁがんば。」
ブチッと切られた、薄情者め、
『やべーよ、どーしよ、』
「大丈夫、ちょっと教育するだけだからさ、」
『それが嫌だから逃げてるんでしょ………こんちわ〜。』
「はいこんにちわ。」
『そしてさようなら。』
「待て!!」
鬼ごっこ開始のゴングが鳴りました!!
私の方が優勢しております!!
「足早っ!」
『ふっ、普段から仕事サボって逃げてる私をナメるなよ!!』
土方さんから逃げてきたこの足、桂小太郎より早い自信がある。
新撰組ではサボり魔のAと呼ばれていた。
『やべ!!』
行き止まりだ、運悪っ。
「ほら、もう諦めな、逃げ場はないよ。」
『何言ってんすか、目の前に道がないなら上に逃げればいいんですよ!!』
「ちょ!!」
ジャンプをして壁に掴まり2階の廊下に入る、
ジン先輩も羽を使ってきた、そういえばこいつ悪魔だった!いつもならこれで逃げられるのに!!
その後も校舎を駆け回り逃げ続けた、ざっと30分くらい全力で走ってる。
『はぁ、はぁ。』
「ふぅ、もうっ、限界でしょっ。」
『先輩こそっ、』
お互い息が上がっている、はっきり言って、
『まだまだ余裕ー!!』
「はぁー!!?」
夜兎ナメんなよ、まぁちょっとだけヤバいですけどね!!?
鬼ごっこはまだ終わらないと思っていたら…
『わぁ。』
捕まっちゃいました、何で!?
「君はまだバビルスに来て日が浅いでしょ、警備担当の僕に勝てはしないよ、」
『ぐぅっ、』
絶対に逃げれない場所で捕まった、上にも下にも逃げれない。
負けた、
逃げようと思っても股の間に彼の足が割り込んでいて動けない、疲れて力も出ない。
「さて、これからAをどうしようか?」
『……………』
こうなったら最終手段だ、イッチーに教えてもらった、できればやりたくないけど。
・・・
『エイト、ごめん、許して?』
「………」
固まるジン先輩、思いっきり抱き着いて謝る、どうだ!!
「…これからは気をつけること、そして僕のことはエイトって呼ぶこと、」
『はーい。』
「許す。」
勝利を勝ち取った、いやー危なかった。
158人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルウ(プロフ) - 天音さん最高ですよこの作品!(´✪.✪`)キラキラ (10月9日 0時) (レス) @page14 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天音 | 作成日時:2023年9月18日 22時