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ハプニング ページ7

中「おいどうした!!襲撃か!!?」


『中原さん!?』



鍵をぶっ壊して無理矢理ドアをこじ開けた中也さん。



中「はぁ!?手前!なんでンな格好……!!」



ここで今の私たちの状況を説明しよう!


私、下着姿


もう一度言おう、ワタシ、下着姿。

顔に熱が集まる。



『……中原さんのえっち!出て行って!!』


中「〜、すまん!!」



ぶっ壊したドアを元に戻してすぐに出る中也さん。


…………とりあえず着替えよ、



衣装は白シャツに黒ネクタイ、ズボン、全部少しブカッとしている印象だ。


ドアを開け中也さんと目が合う、しっかり待っててくれたんだな。



『……着替え終わりました。』


中「……そうか、似合ってんぞ。」



『…………………』


中「…………………」




いやもう第一印象最悪だよこれ。

絶対嫌われた…



中「…さっきはすまなかったな、本当に悪ィ。」


『いや、自分も虫ごときであんなに騒いで……ごめんなさい。』



犬耳のせいで余計な音まで聴こえてしまう。



中「それ意外と苦労すんだな、」


『はい、本当に。』


中「しまえねぇのか?」


『そうですね、やってみます。』



といってもどうするんだ?


犬が濡れた時ブルブルするみたいに体を揺らしたら、



中「おっ、消えた。」


『おおー、』



やってみるもんだな、綺麗に耳と尻尾がしまえた。

自分の体に少し感心する。


こんなことをしている間に日はもう沈んで来ている。



中「今日は住む場所を教えるか、仕事はまた明日だ。」



よかった、今日は疲れたのでもう動く気力がない。

長い廊下を歩いて行き一つの部屋の前で立ち止まる。



中「ここが手前の部屋だ、必要最低限の物しか置いてねぇから必要な物があったら俺に言え。」


『わかりました、中原さんの部屋はどちらに?』


中「ん、」



中也さんが指を指したのは私の部屋の隣。


『近っ、』


中「手前が逃げねぇようにだ、困ったらこれに連絡しろよ、おやすみ。」


『あっはい、おやすみなさい。』



スマホを渡され自分の部屋に戻る中也さん。

逃げても行く場所なんてないからな。



『私ももう寝よー。』









ーーー
雑談


『なんで服少しぶかぶか何ですか?』


中「尻尾を出しやすいようにだ。」


『ありがたいですね。』

見極める【中原中也Side】→←ご対面



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天音(プロフ) - 江戸川乱世@「乱世さん」と呼びなさい。さん» 乱世さんありがとうございます✨ (11月22日 21時) (レス) id: ae6643b137 (このIDを非表示/違反報告)
江戸川乱世@「乱世さん」と呼びなさい。 - うへへへ、、、、好きです。 (11月22日 11時) (レス) @page10 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天音 | 作成日時:2023年11月12日 9時

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