ポートマフィアのわんこは今日も頑張る。 (ページ3)

今日:14 hit、昨日:40 hit、合計:17,566 hit

これが異能力？ページ3

『えっ、私死んだはずだよね、なんで……』

本当に何処だここ、確か轢かれて……なんで？

体を見ると怪我は一つもなく変わりに一つ、普通はついていないものがついている。

『な、何これ……』

犬の耳？と尻尾がついている、偽物と思いたい。

だが触り心地を確かめるに本物だ、どうしてこうなった？

『なんでこんなことにぃー！！』

〔どしたん？〕

『うわっ！！誰！？って猫か…』

〔そんな驚かんくても、〕

『……今しゃべった？』

〔俺の言葉分かるん？珍しいー。〕

『………』

猫がしゃべるとか何？とうとう幻聴まで聞こえるようになったか。

まぁいい、何も分からないしダメもとで猫に疑問を言おう。

『ここどこか分かる？』

〔さぁ、でも黒い服着た人間がいっぱいいたよ。〕

『えっ、』

黒い服着た人がいっぱい＝なんか絶対にやばいところ

もう一度周りを見渡し誰もいないことを確認する。

立ち上がり逃げる用意をする。

『よし、一緒に行こうか、猫さん。』

もちろん案内も踏まえてだ。

改めて猫の方を振り向くと猫はもういなくなっていた。

『ん？猫さん何処行った？』

猫は気まぐれって言うけどいきなりすぎない？

すると私の肩に何か当たる。

『あっ！猫さんそこに……』

｢お前ここで何をしている。｣

そこにいたのは可愛い猫ではなくいかつい男性でした。

あの猫絶対逃げたな。

逃げようと思っても肩を掴まれているので動けない。

『すみませんごめんなさい直ぐに出て行きますから命だけは、』

｢首領の命を狙って来たのか？それとも情報収集か？｣

『いやそのどっちでもないです、本当に迷子になってしまって、』

｢こんなとこで迷子なんてありえねぇだろ！来い！！｣

手を引っ張られ何処かに連れて行かれる。

どうやらここは庭？だったのか屋内に通され一気に高級感のある部屋の前に来た。

男の人がノックをした。

｢首領、不法侵入者を連れて来ました。｣

？｢嗚呼、どうぞ。｣

ドアの向こうから低く聞こえる声に少し怖くなる。

でもなんか聞いたことあるような……

｢入れ。｣

そう言われ一人で中に入っていく。

もう怖いのでずっと下を俯いている。

？｢そこの椅子に座るといい。｣

広い空間にポツンと一つだけ置いてある長椅子に座る。

？｢さて、それでは君の情報を全てはいてもらおうか。｣