覚悟 ページ15
『うわっ、あっぶなかったぁ!』
「新入り!ボサッするな!!次が来てるぞ!!!」
『はい!!』
中也さん直伝の投げ技は本当にすごい。
ただやはり自分の身を守るだけで精一杯、他の人を構う余裕がない。
「んだよこのチビ…異常に強ぇ!!」
『ちょっと寝ててください。』
中也さんが持たせてくれた睡眠薬で気絶させる。
私は人を殺す覚悟がない、故に小刀は懐にしまい投げ技で気絶させたりしている。
血を見るのが怖い、刺したら苦痛を伴う、相手が悶絶する姿など敵であろうと見たくない。
そんな事をぼんやり考えている最中、銃声が耳に鳴り響く。
『え…』
「新入り!!避けろ!!!」
気付いた時にはもう遅く、銃弾が足首をかすった。
『……ッ!…』
あともう少し遅かったらもろに当たってた、
かすった所が熱く、痛い、血もだらだら垂れている。
「大丈夫か!!?」
『問題ありません!!それより戦いに集中を!!』
迷惑かけるな、我慢しろ。
ドカーン!!!!
建物全体に鳴り響く地響き。
敵も仲間も爆風で吹き飛ぶ。
そんな状況でも何とか受け身を取った。
だが、男と違って体格がよくない私は他の人の倍吹き飛んだ。
建物の陰に吹き飛び、当たり所が悪かったのか、私は意識を手放した。
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天音(プロフ) - 江戸川乱世@「乱世さん」と呼びなさい。さん» 乱世さんありがとうございます✨ (11月22日 21時) (レス) id: ae6643b137 (このIDを非表示/違反報告)
江戸川乱世@「乱世さん」と呼びなさい。 - うへへへ、、、、好きです。 (11月22日 11時) (レス) @page10 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天音 | 作成日時:2023年11月12日 9時