幹部命令 ページ14
中｢いいか、危ないと思ったらすぐ逃げろ怪しい奴にはついていくな、あと…｣
『中原さんそれ何回言うんですか、もうわかりましたよ。』
耳にたこができるくらい何回も聞いている。
『昨日いっぱい稽古付き合ってくれましたから大丈夫です！』
中｢それでも心配なンだよ、相手は小規模のそこらのチンピラだが。｣
私そんな心配されるような事したかな？
そんな事を話していたら決行の時間がきた。
そろそろ行かないといけない。
『それじゃあ私行ってきます！！』
部屋から出ようとドアノブに手をかけたその時、
『中原さん？どうしました？』
中｢あ、いや、｣
中原さんの手が私の手を掴んでいる。
私の手を包み込むように。
中也さんの顔は少し強張っていた。
中｢犬谷、絶対生きて帰れよ、幹部命令だ。｣
『もちろんですよ、絶対に。』
そう言葉を返すと私の手をそっと離す。
『行ってきます。』
部屋から出てもなお中也さんに触られた手が温かい。
『私頑張りますよ、中也さん。』
誰もいない廊下にぽつりとそう独り言を残す。
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天音(プロフ) - 江戸川乱世＠「乱世さん」と呼びなさい。さん» 乱世さんありがとうございます✨ (11月22日 21時) (
レス) id: ae6643b137 (このIDを非表示/違反報告)
江戸川乱世＠「乱世さん」と呼びなさい。 - うへへへ、、、、好きです。 (11月22日 11時) (レス) @page10 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 | 作成日時：2023年11月12日 9時
