文豪の極甘な反応集・短編集

文豪に『お手』と言ってみた ページ15

『○○、お手。』





太宰治


｢わん！！！｣


威勢がよろしい、しっかり貴方の手に自分の手を重ねます。

まさかここまで上手くいくとは…と内心思っていたら、手をすりすりされて恋人繋ぎ、ぱねぇっす太宰さん。


｢ねぇ、私しっかり言うこと聞けたよ？ご褒美欲しいなぁー。｣










江戸川乱歩


｢…………はい。｣


あ、やってくれるんですね、一応。

控えめに出された手、少し恥ずかしいけどAが喜んでくれるのならいっか、と思考を放棄します。


『よーしよしよし、偉いぞー。』

｢ん。(クセになりそう、)｣











中原中也


｢はぁ！？なんで俺がンなこと！！！｣

『太宰はできてたよ。』

｢ｽｯ｣

『プライドないんか。』


太宰というワードを出したら音速で手を差し出します。

なんかマジで犬みたいだな、と心の中で思います。


｢俺と青鯖どっちが早かった！？｣

『断然中也。』

｢フッ、当然の結果だな。｣













フョードル・ドストエフスキー


｢…………｣

『…あのー、お手………』


無反応+虚無顔、なんかこっちが負けたような気がします。

するとガサゴソとポケットからある物を取り出します、そう、お金。

500円をちらつかせた後笑顔でこう言います。


｢お手。｣

『わん！！！』













ニコライ・ゴーゴリ


｢はい！！｣


純度100％の笑顔を向け手を重ねます。

完全に大型犬を手なずけましたね、しばらく付き纏われるので覚悟のほどを。


『ハウス！！』

｢я отказываюсь｣

『なんて？？？』











条野採菊


｢私のこと馬鹿にしてますか？｣


いやだって猟犬じゃん…お手くらいできますよね？

困ったときはこの一言。


『末広さんはできてましたよ。』

｢はい。｣

『プライドないんか。』











【ゲスト】


シグマ


｢？………手を差し出せばいいのか？｣


頭をこてっとさせ手を出します。

お前が今回のNo.1だ。


『んん゛可愛いよ。』

｢可愛い言うな！！｣

リクエストについて→←《リクエスト》文豪がドＳになってみた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す