第22話 ページ27
Noside
「お、お願いします!!命だけは…!」
『命だけ?はは、善いね。君の心臓だけ墓の前に置いといてやろうか、嗚呼それだと
ポートマフィア首領補佐と云う役職、地位につく彼女は悪魔そのもの。ポートマフィアに属す者ならば彼女の噂を聞かない筈がない
普段は首領補佐として活動しており単独で動く事は余程の事がない限り有り得ないが、西城A自ら出向いたその時は________
死んだ方がマシだと、痛感するだろう
『逆説、君の新しい飼い主であるフョードルに何を話した?』
「まだ何も話してないです…!首領と探偵社社長の情報を伝えるだけで…… 」
其奴の言葉にAはそっか、とだけ云い懐から銃を取った
__プルルルル、と電子音が鳴った
其れは裏切り者の携帯でAは応答する様命じた
〈恙なく共喰いは終わりそうですか?〉
「あ…あぁ。……っ、首領と探偵社社長が消えてからじき九時間だ。決闘場所と覚しき洋館跡地は爆破で床が抜けており長の生死は不明……朝を持って捜索を開始予定だ
さぁ、情報は渡したぞ…!夙くこいつを解除してくれ!」
爆弾の解除を急かせばフョードルの言葉を鵜呑みにし男はまんまと死んだ
『……手間が省けた』
︎︎
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作者名:朱夜 x他1人 | 作成日時:2022年8月5日 16時