第15話 ページ20
Noside
『広津さん、何してるの?』
ポートマフィアビルにて、Aは首領に幹部の手伝いを仰せつかったがやる気が出ずビル内を散策していた処
黒蜥蜴と出会した
広「A殿、我々は今から暗殺者の隠れ家に向かう処です。」
『ふーん、隠れ家… にしても黒蜥蜴総出で行くもの?一人一人実力はあるんだから必要ないだろ?』
立「Aさん、今何が起こっているか知らないんですか?」
立原の問にAは首を傾げた
『何って、面白い事かい?教えてくれ給え!』
子供の様にはしゃぎ出す彼女に呆れつつも、慣れた広津が口を開いた。
広「路地裏で異能力者が夜襲を受けた、単刀直入に云えば異能者殺しが現れました」
『…夜に、しかも異能者殺しかぁ。こりゃ飛んだ屈辱だね。じゃあ森さんからの指示ってわけ
そんな面白いことあるのになあんで私は御手伝いしなきゃなのさ。今から森さんに直談判してこよ』
文句を云い乍ら黒蜥蜴に背を向けると疑問の声が聞こえた
立「首領なら居ませんよ。慥か今は______
外出中です」
『はぁ?』
エ「ねぇリンタロウ!お菓子屋さんまだ?」
森「もう直ぐだよエリスちゃん、でもその前に一軒だけ」
エ「またお洋服屋さん?十五軒目よ?」
横浜の街では白衣を着た中年とお嬢さんの会話が聞こえる。
森「車で直ぐだから着てくれたら私は死んでもいい!」
エ「なら死ねばいいのに。
あーあ、Aも居ないしリンタロウはお洋服ばかりだし。」
エリスは文句を云いつつも車に乗り、森も車の扉を開き閉じた
︎︎
222人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朱夜 x他1人 | 作成日時:2022年8月5日 16時