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第12話 ページ17

夢主side



−ポートマフィアビル 会議室−





森「ドストエフスキー?」





A「はい。例の「白鯨(モビーディック)落とし」の黒幕です。誘拐屋(プロ)を使い捉えさせました」




今話しているのはポートマフィア幹部のA(エース)

能力名___『宝石王の乱心』




A「奴は盗賊団『死の家の鼠』の頭目。ですが私の手にかかれば溝鼠も同然です」




森「ふむ、もう少し梃子摺るかと思ったが……どんな男かね?」




Aは思い出すように顎に手を当てた




A「……魂の無い、吸血鬼の様な男……」




森「何?」




A「いえ、何でも。所詮は親玉、私の組織の財力を似てすれば賭博場(カジノ)のディーラーから巻き上げるより簡単でした」




『…………』




尾「私の組織、のう……」




森「孰れにせよ、その彼は知る訳だ……マフィアの報復の痛烈さを身を似てね」




尾「ウチの拷問班に遣らせるか?」





A「お待ちを」




『…はぁ……』



如何にも私はこの男が嫌いだ。





A「その仕事、私にお任せ頂けませんか」




森「君に?」





尾「おやおや、張り切るのう。組合戦で真っ先に避難壕(シェルター)に逃げた幹部が」




A「真っ先に敵に捕らわれた幹部殿より適任では?」




『はは、云うねえ』




A「腐ってもあの組合を欺いた男、対策が必要でしょう。私に考えが」




森「…………」




『首領、彼に任せたら如何でしょう?Aは仮にも此処ポートマフィアの幹部、これくらいの事は出来なくてはいけません』




A「…貴女にそう云われるとは、私も舐められたものです。ですが、“自身の異能力に身を滅ぼされる”程の弱者ではありませんので御安心を」

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:朱夜 x他1人 | 作成日時:2022年8月5日 16時

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