おまえら！【銀魂】 (ページ5)

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「ホラ、銀さんもっと飲めよ〜」

銀時「悪ィなじーさん！」

今日の仕事は一人だった。
なかなかの力仕事で疲れたが、こうして酒を奢ってもらえるのでそれもいいだろう。

男同士で話すことなんてだいたい決まっている。
ケラケラ笑いながら楽しんでいると、ガラガラと飲み屋の戸が開いた。

『銀時じゃん』

銀時「……あーあ、せっかく楽しんでたのに」

『なんで残念そうな顔してんだよ！』

俺の口からは相変わらずの言葉が。
酒の力を借りても素直になれねーなんてな。

『おっちゃん！私もい〜れ〜て〜』

「おお！嬢ちゃんみたいな別嬪さんならいくらでも奢ってあげるよ〜〜」

『やったあ♡』

媚び売り売りの言動だ。
だがコイツだから許されるんだろう。

上機嫌なそいつはこちらへ小走りで寄ってくる。

チッ、どーせおっさんにベタベタ触られるんだろ。
なんで今日ここに来るんだよ。

銀時「、は？」

『なに？ここ座っちゃダメなの？』

当たり前のように俺の隣に来たそいつ。
目の前に座ってるおっさんは嘆いている。

銀時「ダメじゃ、ねーけど」

『じゃあいいじゃん…おっちゃーん！生ひとつね！！あとえだまめ！あとあと山芋鉄板焼き！！』

「あいよー！」

コイツ、遠慮なしに頼んでんな。

銀時「また太るぞ」

『またって！私そんな太ってないもん！』

銀時「可愛こぶってんじゃねーよ、オエ」

『オエって酷い……ちょ、ほんとに吐きそうじゃん！』

この吐き気は飲みすぎによるもの。
散々悪態を着いたのに袋を差し出して、さらに背中をさするA。

近くなった距離に胸が高鳴る。

誰にでも、こんなことするんだろ。

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