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21.トーナメント表を見た後のこと ページ23

宮城side

宮城「ちっ。誰がチビだ?」

桜木「この天才に愚問を。リョーチンはチビだ。」

けっ、どいつもこいつもチビチビ。




三井「おーい。Aー。」

今、三井サンAちゃん呼んだ?
なんで?
ついこないだまで連絡先も知らなかったよな?

三井サンの行く先には
Aちゃんのチームとさっき別れたばかりの海南チーム。
ますます、わかんね?どういう関係?

よく見たら牧とAちゃんが話してて
牧が今なんかAちゃんに耳打ちした。







『三井さん。また、会えましたね。』

三井サンが来てAちゃんが笑顔になる。

牧「また、って、お前ら知り合いか?」

『はい。入院仲間、バスケ仲間なんです。』

牧「ほお。Aと三井がな。」


三井「A、牧とはどういう関係なんだよ?」
  「何話してたんだよ?」

機嫌わるっ。

桜木「そうだ。ジイ。なんだそのび、美人の方は。」

牧「またお前たちか。今日はよく会うな。」
 「俺が1年の時、3年でキャプテンをしてたのがAのお兄さんだ。」

うんうん。と頷きながら笑うAちゃん。

『兄がお世話になりました。』
『兄が観に行く、って言ってましたよ。』

三井「お前の兄ちゃんって有名なのか?」

牧「大学バスケで知らないやつはいないだろうな。」

『そうみたいです。兄のバスケすごいんです。』


Aちゃんがクスクス笑う。
大好きなんだな兄ちゃんのこと…。

本当なら…俺も。
心の中で癒えないものが疼く。
もう少しAちゃんのこと知ってたら、違ったかもしれねえけど。
俺の持っていたいものを持つAちゃんが眩しい。

Aちゃんが一瞬、俺にあの時の表情を向ける。
この子、人のこの感情にきっと敏感なんだ。


三井「で、何話してたんだよ?」

『トーナメントの話とか。』

牧「だな。して、どう思う?」



今、赤木のダンナも一瞥したな?
今度は複雑そうな顔してる。
試合観た時は感じなかったけど、プライベートは表情に出るな。


『私には難問みたいです…。』

牧が髪の毛触るの珍しいな…。
ん?


流川「先輩、おつかれっす。」

『流川くん。お疲れ様。また伸びた?』

流川「うす。」


そういや、流川とAちゃんは同中。
世の中狭いもんだ。


それじゃまた機会があれば。

そう言ってAちゃんたちのチームが俺たちにも挨拶して去っていった。

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設定タグ:スラムダンク , 三井寿 , 宮城リョータ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:うた | 作成日時:2023年7月15日 22時

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