オタク少女162 ページ16
『よし…』
外に出ようとドアノブに手をかけた。
ガチャ…ガチャガチャ
『え？…あれ！？』
なんで！？ドアが開かない…。
イデア「ふひっ…そう簡単には逃げられませんぞ。」
イデア兄さんは恐らくボタン一つでドアを施錠できるであろうリモコンを見せびらかしてきた。
流石イグニハイド。
『もう…なんで。…うわっ！』
途方に暮れてドアノブをガチャガチャしていると急に後ろに引っ張られた。
イデア「ルチウスたんの体毛は拙者のもの…。ふひひ…。」
『わっ…ちょっと…』
ドスンッ
両手を一括りにされベットに押し付けられてしまった。
なんだ！？ルチウスたんの事になると必死だな…！
しかも結構布団がいい匂い…。
『あ〜れぇ〜』
イデア「ちょっ…動かないで。」
暴れたら体の上に乗られて身動きできなくなっちゃった。
体と体の距離が近いし…。
イデア「これは勝ち確…♩」
そう言ってイデア兄さんは服についてるルチウスたんの毛を取ろうとしてきた。
渡さない…渡さない…。
『やめなさいっ！破廉恥よ！』
一本でも取られたらルチウスたんに悪いよ…。
せっかく私にプレゼントしてくれたのに(泣)
イデア「ゲットー…！」
はっ！！イデア兄さんの手には一本のルチウスたんの毛が………。
やってしまった。
ガチャ…
オルト「兄さんたち何騒いでるの？何かドアも閉まってたけど……」
イデア「ふひひっ！！やった…拙者やりましたぞ！」
『うぅ…もう(ルチウスたんに)顔向けできない…。』
オルト「な、なにしてるの…？」
オルトも困惑するはず…。
そこにはベットに押し付けられてる半泣きの少女と人差し指で一本の謎の毛を摘んでいる少年がいたのだから。
イデア「あ、オルト！やっと手に入りましたぞ！ほらっ…」
オルト「う…うん。良かったね兄さん。それでAさんは…」
『シクシク……』
あたい…悲しくて堪らんよ…。
イデア「はっ！オルト、これは誤解で…！」
イデア兄さんは私から手をばっと離した。最初からそうしとけば良かったのに！！
オルト「…Aさん大丈夫？兄さんがごめんね…。」
オルトくんは私の手を握って起き上がらせてくれた。
『あ、ありがとう。』
イデア「オルト……無視！？」
イデア兄さんは何か落ち込んでた。
落ち込む前に私(ルチウスたん)の毛返してよっ！！
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ゆう(プロフ) - 光華さん» そうですそうです！いつもありがとうございます(^^) (2022年10月30日 21時) (
レス) id: 67b68da8e8 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 夢主ちゃんの鼻歌の所って、〈捻れたリズムで踊ろう〉ってとこですか！？いつも、ニコニコしながら見てます！大好きですっ (2022年10月30日 11時) (レス) @page38 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2022年7月24日 15時
