サイコウの日々【キミガシネ】

気分最高 ページ4

アタシはやっと目が覚めたみたいで、ゆっくりと体を起こした。




ここは…見た事が無い場所だな。




周りを見渡すと大きなベッドみたいな物が二つ置かれていた。



一つは普通の状態で置かれていたのだが、もう一つは折り畳まれていた。





…よく見ると






うわ、









何だこれ、









オイオイ、これはもしかして…？









血がベッタリ付いていると思い近くで見ると、人が折り畳まれて死んでいた。







嗅覚がやっと追いついてきたのか、今になって嫌な臭いが鼻を通る。








クッソ…久々にやなモン見た、気持ち悪…








一人は抜け出せて、もう一人が犠牲になった…と言うところか。









…フフッ









ウフフッ









アタシの口から笑みがこぼれ落ちた。



何て、何て、何て素晴らしい！



こんな楽しそうで、刺激的で、アタシを驚かせてくれる事があっていいのだろうか！







アタシの頭の中は嬉しさでいっぱいになった。








『アタシの居場所はココなんだあ…これからどんな事が起こるのかな…フフッ』









アタシは刺激的な事を体験できるのなら、死など怖くない。



寧ろ退屈な日々を過ごすなら死んだ方がましだ。

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