【バンやろ】出会い…そして…【短編集】

【小金井進】嫉妬も大事 ページ5

小「そういや最近チビ達来ねぇな…」




いつも決まってエサをもらいに来る猫が最近来てなかった…そんなときだ




『フフ君達は可愛いねぇ…ホラお食べ』




チビ達にエサをやってる…彼女に出会った




小「最近来ねぇと思ったら…こんなところでエサもらってやがったのか…」




立ち去ろうとしたその時だチビ達の内の一匹がこっちへ寄ってきた




「ナーン」


小「うぉ!?」


『?そこに誰かいるんですか…?』




ヤベッ




『あ!もしかして飼い主さん!?
すす…!すみません!首輪もしてなかったからてっきり野良猫だと…
か…勝手にエサなんかあげてしまって…!』


小「あぁ…いや!俺は飼い主じゃねぇんだ!」


『そうなんですか…?
でも…随分となつかれてますけど…?』


小「あぁ
あそこの魚屋が俺の家…売れ残りとかをチビ達にあげてたから知らないうちになつかれてんだ!

ここ最近チビ達全然来ねぇからよ…心配してたんだが…安心した!
アンタがエサあげてくれてたんだな‼」


『は…はい!』




彼女は音羽Aと言うらしい
たまたま散歩をしていたところチビ達に出会しそこから毎日ここにエサをあげに来てるようだ




『小金井さん…でしたよね?
えっと…迷惑でなければ明日からもここに来てもよろしいでしょうか…?』


小「迷惑なんて!
俺もチビ達も大歓迎だぜ!何だかんだでアンタにもなついてるしよぉ!」


『あ…ありがとうございます‼』




パァァと笑顔を見せる音羽…可愛いと思った…




『?小金井さん…?』


小「あ…いや!何でもないぜ!」


『そうですか…?突然ボーっとしてましたから…
それでは明日!また来ます!』


小「お…おう!」




ドキドキと心臓の音が早くなっていく…
顔が熱い…もしかして俺…




小「一目惚れでもしたか…?」




それから音羽は言った通り毎日来た
よく…話すようになった…




小「で…この魚がだなぁ!」


『へぇ〜!』


小「っと!すまねぇ…魚の話ばっかでつまんなくねぇか?」


『全然!小金井さんは本当にお魚が好きなんですね!私もお魚のこと詳しくなれちゃいます!

それに…私の好きも聞いてもらってるので…
小金井さんの好きも聞きたいんです!』


小「そ…そうか…」




こうやって…ストレートに言葉をぶつけてくるからなぁ…




小「!俺の好き…といえば…
俺…バンド組んでるんだ!」


『!バンド…!』




それからバンドの話もするようになった
ライブにも来てくれるようになった

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