【バンドやろうぜ!】和風系バンド 【男主】

二章 5話 ページ16

マ「こりゃ驚いた!
お前さん達がこの量の客を集めたのか」


西「まぁな〜…といっても頑張ったん大河君やからな!
俺らはちょい手伝っただけやで」


荒「そうねぇ…ほぼほぼ雨宮がフライヤーとか配ってたしね
お礼なら大河に言ってちょうだい」


マ「いやぁ〜!お前さん達のお陰で良い終わりを迎えられそうだ‼
ライブ頑張ってくれよ!」


猫「………やっぱり潰すのか

にしても…何でずっと黙ってんだよ雨宮
マスターに言うこととかライブ前言いたいこととかねぇわけ?」


雨「関係ない…」


猫「はっ……?」


雨「関係ない…いつも通りに演奏すれば自然と客は惹かれるさ……
行くぞ……」


猫「あっ…あぁ……
(コイツ…こんな口調だったか……?雰囲気もいつもと違うような……)」


雨「今宵紅葉のライブ…いざ参る‼」




ﾜｧｧｧｧ‼




荒「いつも以上の歓声ねぇ!出し切った感じするわ‼」


猫「スッゲー……最高だな」


西「すごい…けど……これで最後なんやね」


雨「………」


マ「ハッハッハ‼」


雨「!? マスターいきなり笑い出してどうしたんですか!?」


びっくりした……


マ「笑わずにいられるか‼

ドリンクも来月のチケットも完売‼
毛根も生き返った気がするわ‼」


猫「毛根は死んでるだろ」


あ…はは……
ん?来月のチケット……?


マ「うるせぇ!そういうことにしとけ‼

ともかく!最高のライブを見せてもらった‼
この調子なら改築…機材の入れ換えも夢じゃない‼」


西「え!?じゃあ閉店せえへんの!?」


マ「んなもんしねぇよ‼」


荒「持病っているのは…?」


マ「そんなもんどっかに吹っ飛んだわ‼
とにかく閉店はしない‼お前さん達にはまだまだライブしてもらうからな‼」


「「「「…………やったぁ!／よっしゃ‼」」」」


エデンはなくならないし…
僕らのファンも増えた……

こんなに嬉しい日今までなかった……最っ高です‼





ー次回予告ー


「何でアンタがここにいるのよ‼」


「……んお?おーい!荒木くーん‼」


「あっ!おい待てよ‼」


「………あなたの演奏には心がない‼」


「だから…頑張るのは嫌いなのよ……」

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