☆2人の時間 ページ34
ラボでの作業を終わらせて
家に帰ると見れた靴があった。
貴「ただいま」
おかしいな...
声をかけても返事がない。
部屋に入るとソファに横になる
系くんの姿が目に入る。
貴「ふふ。お疲れ様。」
いつもの姿からは想像出来ない可愛いらしい顔に
彼女の特権だな。
なんて考えながら彼に毛布をかけてキッチンへむかった。
中「おかえり」
料理を作り始めてから数分経つと
まだ少し寝ぼけている系くんに後から
腰に手を回され抱き締められる。
貴「ただいま。
もうちょっとで出来るからあっちで待ってて。」
そう言っても彼は離してくれないどころか
2人の身長差は系くんの頭が
ちょうど私の頭に乗るほどだから
ガッツリホールドされて動けない。
貴「ちょ、危ないから」
手元がふらつき道具を手放すと
後から手を捕まえられぐるっと回転させられる。
貴「まだ寝ぼけてるの?」
中「言っとけ」
そのままソファに連行され
系くんの膝の上に向かい合うように座らせられる。
それでもやはり同じ目線にしかならなくて
ちょっと悔しい。
貴「今日は甘えたさんなんですね。」
そう言って彼の頭を撫でると
まるで猫のよいに目を細める
中「そういう事にしといてやる。」
彼はそう呟いた後私の頭に手を回し
キスの雨を降らせてくる。
貴「っ...系くん。何かあった?」
彼がここまで甘えたになるのは珍しい。
何かあったのではないかと心配し伺ってみるが
彼は目を見開き微笑んだ後に
私のおでこに1つのキスを落とし
コツンとおでこを合わせた。
中「なんもねぇよ。強いて言うならお前が足りねぇ。」
確かに最近2人でいる時間は少なかった。
すると彼はどこから取り出したのか1つの小さい
チョコレートを口に入れる。
貴「甘いのダメじゃないの?」
中「あぁ、クソ甘ぇ。だから手伝え。」
強引に唇を重ねてくる彼の熱にクラクラする。
口の中で甘く溶けていくチョコレートのように
この甘い雰囲気に溶けてしまいそうだ。
既に心は彼によってドロドロに溶かされているのたが...
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よむ(プロフ) - 青龍 葵さん» ご指摘ありがとうございます!修正しておきます! (2018年3月22日 14時) (レス) id: b7a6c1365a (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 誤字訂正と区切りをお願いします!P15の中堂sideで「無機質な音がこだまする中室長が部屋に…」の「室長」では無く『所長』です!また「…中室長(所長)」の「中」後に『、』でも入れて貰えませんか?読みにくいです。 (2018年3月18日 16時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
よむ(プロフ) - 葉月さん» こちらこそありがとうございました!そう言っていただけると嬉しいです^^* (2018年2月18日 0時) (レス) id: b7a6c1365a (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - ありがとございます!!よかったです! (2018年2月16日 22時) (レス) id: 120fc56fac (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - よむさん» はい!ありがとございます!よろしくお願いします。 (2018年2月10日 19時) (レス) id: 120fc56fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よむ | 作成日時:2018年1月20日 16時