イチゴオレと甘口Knights【あんスタ】

翼を広げた騎士たち ページ43

目の前の皆は、また固まっていた

「やっぱり、駄目だったよね…ごめんね」

私は衣装を袋へしまおうとした

けど、その手を月永先輩が止めた


レ「何言ってるんだッ！これが衣装だろ？100点満点だ！！☆……それに、一人一人すごい個性あっていいと思うぞ！頑張ったんだな！おつかれ☆」


「え…」

月永先輩のその言葉に続き、皆も口をひらく


朱「お姉様！司はもう…もう……何を言っていいのかッ…………！！」

涙を流す司くん


泉「ちょっと待って……俺のこと今見たらぶん殴るからねぇ」

顔を隠す泉。隠しきれていない肌には、ほんのり赤いろが広がっていた


鳴「……アタシも泣いちゃいそうだわぁ。Aちゃんありがとう♪最高のプレゼントよ」

綺麗な笑顔で笑うお姉ちゃん


凛「これ、ほんとに一人で仕上げたの…？A」

まだ半信半疑な凛月くん。
でも凛月くんの表情には、笑顔が見られた


イ「A、衣装…………ありがとう…………格好いいよ…」

目に涙を浮かべた刹那



「…皆ッ！」

私は皆を抱きしめた

褒められることの１つや２つはあった。
でも、それとは別で、皆からは褒め言葉と同時に、暖かいなにかを感じた


泉「皆、Aのこの気持ち………絶対に無駄にしないよ…！！」

全「「あぁ！/もちろんです！/当たり前よ♪」」



「皆…………ありがとう」


翼を広げた騎士たちが、ステージへ羽ばたいていく



イ「A……絶対に、目を離さないで…………」


私達のステージが今…幕を開けた

終わる音楽と始まりの鐘→←袋は丁寧に

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