sweet lover 2

会議室B ページ4

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事務所内で雑誌の取材を受けて






楽屋へ戻ると


1枚の置き手紙が









“会議室Bに来い”









丸文字で可愛らしい字から



溢れ出るどす黒さ









会議室Bへ行くと








椅子に座りながら携帯をいじっている箱田さん









『お疲れ様です』







箱田 ｢あんた、涼太くんとちゃんと別れたみたいね｣







『箱田さんが別れろって言ったからでしょ？』








そもそも箱田さんが別れろなんて言わなかったら



ずっと付き合ってた。






会えなくても幸せな気持ちでいれた。








箱田 ｢まあそうだけど〜、でもさぁ、涼太くんまだあんたのこと好きなんだよね？分かる？相手にされない私の気持ち｣







『じゃあ、あなたの勝手で想いあってる2人が離れ離れにされる気持ちわかる？』







箱田 ｢は？分かるわけないでしょ。こっちは涼太くんのために可愛くなって、沢山ダイエットしたし沢山可愛くなるために勉強したなのにブスなあんたに負けてたまるもんですか。｣







『私はブスです。だけど好きな人の恋愛くらい応援出来る。好きな人の幸せが本当の幸せ。あなたが今してる恋は恋をしている自分に恋している。』







箱田 ｢分かったような口聞かないで！！！！！｣









勢いよくほっぺたにビンタしてきた。








『った、』






箱田 ｢自業自得よ。｣








携帯で顔を確認すると




箱田さんの手形がきっちりついている









口の中から血の味もする。









『やんなっちゃう。』








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