【番外編ー続きー】 ページ28
陽月side
ヴィラン連合に祝われたあと、静かな喫茶店で時間を潰した
この喫茶店、うずまきと雰囲気似てて好きなんだよなぁ
ある程度時間を潰したら家に帰って素直に祝って貰ったよ
雄英の皆もいたし……なんともまぁ賑やかになったものだよ(笑)
プレゼントとかは貰うの好きじゃないから用意しないでもらった
気持ちだけで十分だからね
で、日も沈んで主役そっちのけでどんちゃん騒ぎになってきたから抜け出してきた←
まぁこうなるとは思ってたけど……うん…
騒がしいリビングをあとにして部屋に戻り、昼間に完成させたモノを取り出す
取り出したのは―――――一本の、雪の結晶の簪
それを持って家を出る。……忘れられないからね。“今日”は
＊＊
そうしてやってきたのは、毎年人知れず綺麗な真っ白の桜の花を咲かせる、一本の大きな大樹
まさかこの世界にもあるとはね…
聞けば神曰く、これも転生特典なんだと
私の“前前世”との繋がりを、ここにだけもたらしたらしい
つまりこの場所だけは前前世の世界とおんなじってこと
これに関しては感謝だね。だって―――
『……久しぶり、お父さん、お母さん、陽雪』
――――――ここには、最初の家族の亡骸が埋まってる
忘れられない。私の記憶が、ここにあるんだ
昔話をしようかな
私の家族は鬼に殺された。惨殺されたんだ。でも、人間に殺されたとも言える
私の両親は仲睦まじかった。村の人たちとも仲が良くて、簪職人だったんだ
私も簪を作って、売りに出てたっけ
この桜の木が綺麗で、近くに家を建てて住んでた
良くこの桜の木の下でお花見してた
雪が降るみたいにヒラヒラと花が舞い散って綺麗なんだよ
でも、父方の祖父母は心がねじ曲がってて、貴族でもないお母さんとの結婚を認めなかった
お母さんの事を貶してばかりでね
それで両親は駆け落ちして。私と３つ下の妹の陽雪を産んだ
……けれど、祖父母はしつこくてね。家を特定して深夜に鬼を引き入れたんだ
アイツらも鬼だと私は思うよ
私は村に下りて簪を売ってて遅くなったから、助かったんだ
真っ暗になったから急いで家に帰ったら違和感に気付いた。胸騒ぎがしたんだ
それで裏口から音を立てずに入って、包丁を持って見てみたら…
――――――そこには血塗れで床に伏せる事切れた両親を死体蹴りする祖父母と
今にも事切れた妹を食おうとしてる鬼がいた
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うにゃ猫(プロフ) - かわあいからうにゃ猫になりました！リクエストのに読み返した今気づいた…ごめんなさいありがとうございます！！ (2022年7月6日 3時) (
レス) @page30 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - わーお推し作品見てるときの私だー← (2022年2月25日 13時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - なんか私ヤバくね？ (2022年2月25日 3時) (レス) id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - ふふふ、はは、とても、とても面白い！！！！！！早く次の話が見たいです！よろしくお願いします！ (2022年2月25日 3時) (レス) @page48 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
萃香 - 後、この立場逆転物では夢主ちゃんはエンデヴァーファンと言う設定でお願いします。入れ忘れですゴメンナサイ (2022年2月5日 9時) (レス) id: 7e47203457 (このIDを非表示/違反報告)
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