第３０話 ページ33
．藍沢side
ヘリが現場に着くとすぐに藤川が乗り込んできた
藤川「白石たちは民家の中だ、頼む！」
藍沢「分かった」
藤川「……お願いします」
道端で処置をする緋山が目に入る
藍沢「緋山、使え」
救命バッグを渡し、民家へと向かう
緋山「っさんきゅ。……来るならもっと早く来いよ……」
藍沢「……？」
道の真ん中で泣いている少女が目に入った
藍沢「どうした？」
「せんせ、がっ……」
藍沢「先生？先生がどうかしたのか？」
「ともかのせいで、、せんせのうで…」
医者が誰か負傷したのか？
藍沢「分かった、俺がその先生も助けるから、ともかちゃんは安全な所へ行っていてくれないか？」
「……。。」ｺｸｯ
「こちらです！お願いします先生！！」
藍沢「この子を安全な所へ連れて行ってくれ」
「分かりました！！」
山車が突っ込んだ悲惨な状態の民家に入ると
藍沢「っA…」
「５分前にレベル１００から３００に落ちた。脳ヘルニアかも」
男の子の胸部を診ながら俺の知りたい情報を言う
＿＿＿＿俺が一番会いたかった人
おそらく真っ白であった彼女の着ているワイシャツはほぼ全体が赤黒く血で染まっていた
さっきの少女が言っていたのはきっとAのことだろう
Aが一瞬手を止め男の子へ近づくための道を作った
藍沢「すまない」
その間を通り男の子の瞳孔を確認する
藍沢「……ビンゴだ」
「救出まで２０分、多分病院まで持たない」
藍沢「そうだな…、ここで穿頭する」
「お願い。こっちが終わり次第サポする」
藍沢「そっちは？」
「心タンポ、出血源探してる」
冴島「３０代女性、救急車で搬送されました！こっちに入ります！A先生っ！？」
搬送を終えた冴島が家の中に入ってきた
「冴島、ここライトで照らせる？」
冴島「っはい」
驚く冴島と対照的に子どもから目を離さずに指示を出すA
「左心房だ。この大きさならパッキングで大丈夫かな…、縫合は病院に着いたらやろう」
冴島から受け取ったガーゼを詰め、処置を終わらせる
「そっちどう？」
藍沢「血腫が見えないな…」
「２cm下、開けてみる？」
藍沢「そうだな」
冴島「はい」
冴島に渡されたドリルで再び頭に穴を開ける
藍沢「よし見えた」
頭から血が溢れ出す
あとは救出を急ぐだけだ
．
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オオカミ - 更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年8月25日 16時) (
レス) id: ffd4e4f77d (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2019年9月4日 13時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゃん(プロフ) - すっごく面白くて大好きです！更新頑張ってください。楽しみにしています。 (2018年7月31日 2時) (レス) id: 1cf252bae5 (このIDを非表示/違反報告)
リミカ(プロフ) - 10《いお》さん» 夢主と藍沢先生と白石先生がエレベーターに乗って話をしていると救命にはあいつがいるって言ってたから夢主の事を言ったのかと思うし、別れた理由をしっかりと藍沢たちに伝えればいいと私は思います！m(__)m (2018年4月17日 11時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
リミカ(プロフ) - そうですね…出来れば藍沢先生と結ばれる作品を書いてほしいです…m(__)m (2018年4月17日 11時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：10《いお》 | 作成日時：2017年8月22日 15時
