クローバーとタルト ページ3
・
監督生が居なくなって
もう1日が経つ。
あいつはとても優しい奴だった。
人を助けるためなら、
どんな犠牲も厭わない。
でも、時々無邪気な笑顔を見せる。
純真無垢な幼子のような。
だから俺は、彼女を妹のように可愛がって、
お茶会にもたびたび呼んだ。
『お茶会！？行ってもいいんですか？』
『あぁ、リドルから許可も貰ってる』
『やった！先輩のタルトが食べれる！』
『はは、期待に沿えるよう頑張るよ』
あいつも来るはずだった
今日のお茶会。
誰も座っていない席を見ながら
タルトを切り分ける。
いつも通りタルトを7等分に.....
いや、今日は6等分か。
あぁ、つい癖で。
彼女が俺を兄のような先輩、
としか思っていないのは知っていた。
実際俺も、妹のようと思っていた。
思っていたんだ。
居なくなってから気が付くなんて....
はぁ、とんだ大馬鹿者だな、俺は。
こんなに甘くて苦い感情は知らなかった。
君がこれを教えてくれたんだ。
だから、君が無くしてくれないと困る。
1人で胸の内に隠しておくには、
大きすぎる感情。
「甘......」
お前の好きなタルトは
俺でも、甘すぎる。
ほら、早く来ないと
全部食べられるぞ？
それでもお前は、戻って来ないんだな。
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水簾(プロフ) - ハンバーグさん» 涙！？あ、有難うございます！私も好きで((( (2020年9月3日 22時) (
レス) id: b24f36856c (このIDを非表示/違反報告)
雪なっちゃん - あ、小説間違えました。スミマセンでした。 (2020年9月3日 21時) (レス) id: 7e26593e05 (このIDを非表示/違反報告)
雪なっちゃん - レッドウルフさんの書く小説はすっごく大好きです!!!リクエストさせていただきます。ハッピーシュガーライフのさとちゃんとしおちゃんと夢主ちゃんの絡みです。できたらで大丈夫ですので。 (2020年9月3日 21時) (レス) id: 7e26593e05 (このIDを非表示/違反報告)
ハンバーグ - すみません涙が止まらないんですがどうすればいいですか、好きです。(テンションが迷子) (2020年9月3日 21時) (レス) id: c2f3661129 (このIDを非表示/違反報告)
水簾(プロフ) - ソラさん» 最初にルナで書き始めてから慣れちゃったんですよね...有難うございます！！ (2020年9月3日 17時) (レス) id: b24f36856c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水簾 | 作成日時：2020年9月3日 4時
