四話【彼女の天使】 ページ5
「お友達を紹介するなの!」
中庭を出て、小さな食堂(待機)スペースに案内された。すると、看護師らしき女性が少し疲れた様子で向かいの扉から出てきた。
「なんと美しい女性だ……。私の名前はセーブ・ベル。貴女の名前を聞いてもいいかい?」
少し動揺をしつつも、口を開いてくれた。
「私はエミリー・ダイアー。貴方が新人さんだったのね。」
エマさんは隙を見計らってダイアーさんに抱きつく。
「エマの天使なの〜!セーブさんも仲良くしてあげてなの!」
天使なんて……、と少し頬を赤らめるが十分天使に相応しいだろう。
「いいあだ名だね。天使の様に可愛らしい貴方に相応しい。……ところで、随分とお疲れの様だけれど、何かあったのかい?」
恐らくあの”ゲーム”の後なのだろう。
あと三人程帰って来てないが、まだゲーム中なのだろうか。
「ゲームに参加してきたの。私、直ぐに捕まってしまって……他の皆は大丈夫かしら………」
心配そうに扉を見つめるダイアーさん。
ここは一つ、腕をふるわなければ。
「大丈夫と思うよ。きっと無事だ。
……もし良かったらなのだけれど、デザートを振る舞おうかい?
私、結構料理には自信があってね。」
胃袋を掴むのも大切だ。彼女ともいつかは一緒にゲームをしに行くのだ。信頼関係を深めるのも必須だろう。
申し訳なさそうに眉を寄せるダイアーさん、エマさんは嬉しそうに「エマも食べるの!」と、云うと「私もお願い」と控えめに同意した。
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第五愛(プロフ) - 一作で終わらせようとしたのに……二作目の予定になりそうです。心理の答長編になりそうなので何卒よろしくお願い致します。 (2020年3月4日 0時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
第五愛(プロフ) - アムカリさん» ご心配ありがとうございます……!アルカリ様もどうかお身体にはお気をつけてください……! (2020年2月29日 23時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
アムカリ(プロフ) - 作者様もお気を付けてください…! (2020年2月29日 23時) (レス) id: 16831434ed (このIDを非表示/違反報告)
第五愛(プロフ) - 皆さんコロナにはお気を付けて……。 (2020年2月29日 18時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 更新されてるか毎日確認するくらい好きです!待ってます!! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 88aab0d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:第五愛 | 作成日時:2019年11月7日 17時