三話【花の種類】 ページ4
あの後、エマさんが丁寧に説明してくださった。脳内で順序だてて箇条書きにしてまとめると、
・まず、ここの【エウリュディケ荘園】でゲームを行っている。例えるなら、鬼ごっこを少し過激にしたものらしい。
・ゲームは、サバイバー陣営。ハンター陣営に別れゲームをする。基本は4:1で行う。
それと同時に、私達以外にもゲーム参加者がいる、という事になるね。
役割もあるらしいから把握しなければ。
詳しいゲーム内容は後程教えてくれるらしい、次はここの荘園についてだ。
・まず、サバイバー、ハンターそれぞれに屋敷があるらしい。 エマさんと私がいるこの屋敷は、サバイバー側の屋敷だ。
・ご丁寧に個室もあるようだ。家具は最低限のものしかないが、ゲームを勝つ事にもらえる【パズルピース】のようなものと家具を交換できるらしい。
・【パズルピース】についてだ。先程まとめた様に、勝つと貰える。叶えたい代償の価値分集めて渡すと、叶えられるらしい。何でも。
・ナイチンゲールという女性と取引するらしい。残念ながら手紙で交渉するらしいが、女性の字体を見れただけ光栄だ。
「大体わかったよ、ご丁寧にありがとう。エマさん。」
「このくらいお安いご用なの！」
彼女、エマ・ウッズは本当に良い性格をしている。主人公のお手本のような性格だ。
……これじゃあ惚れるのも当たり前か。
私は、先程から茂みに隠れている”何者か”に視線を向ける。焦ったのか、奥に引っ込んでしまった。
「貴女は本当に人気者なのだね。羨ましいよ。」
？というマークがエマさんの上を泳ぐ。
ふと、私は整備されすぎた中庭に疑問を感じた。
「この中庭はエマさんが整備しているのかい？凄く綺麗に整備されてあるね。」
服装から見て、エプロンには土がついていたので作業をした後だと思われる。
整備しているなら毎日来ている筈、私を呼ぶときも毎日来ている中庭が馴染みやすいから、ここへわざわざ私を呼んだのだろう。
エマさんはにこにこしながら「そうなの！エマが毎日整備してるの！」と、言っていた。彼女は優しい上に綺麗好きか……。
「へぇ……じゃあエマさんの職は、庭師か花屋だったのかい？」
「エマは庭師なの〜！あっ！セーブさん！この花なにか分かるなの？エマが教えるなの！」
「これかい？これは……否、エマさん教えてくれないかな？」
ゆっくりと私達は中庭を周りながら、時を過ごしていた。
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第五愛(プロフ) - 一作で終わらせようとしたのに……二作目の予定になりそうです。心理の答長編になりそうなので何卒よろしくお願い致します。 (2020年3月4日 0時) (
レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
第五愛(プロフ) - ｱﾑｶﾘさん» ご心配ありがとうございます……！ｱﾙｶﾘ様もどうかお身体にはお気をつけてください……！ (2020年2月29日 23時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
ｱﾑｶﾘ(プロフ) - 作者様もお気を付けてください…！ (2020年2月29日 23時) (レス) id: 16831434ed (このIDを非表示/違反報告)
第五愛(プロフ) - 皆さんコロナにはお気を付けて……。 (2020年2月29日 18時) (レス) id: a1b6700df9 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 更新されてるか毎日確認するくらい好きです！待ってます！！ (2020年1月30日 21時) (レス) id: 88aab0d57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：第五愛 | 作成日時：2019年11月7日 17時
