# 先輩の愛し方 . [inym]

# 快楽の底には . Rside ページ18

｢いのおっ、せんぱぃ…！｣


｢んっ？なにっ？｣


｢俺っ、また…はぁあっ｣


｢イくのっ？｣


｢はいっ、はぃっ…！｣


｢んっ、俺っも…！｣


｢せんぱっ…はあ、んあっ！だめ、ヤッ、んああっ！｣



先輩が俺のナカの一点を擦った瞬間、一気に視界が消え、息が苦しくなって、体が無意識に痙攣した。

それと同時にナカで主張し続けていた先輩のがゴム越しに温かい欲がドクドクと波打つのが伝わる。



｢はあ、はあっ…、ぁぁ…っひ…ん……は、あ…｣


｢はぁ…はぁ…んっ…はぁ。。｣


｢せんぱっ、ぃ…｣


｢…今日も、激しくしちゃったかな？ふふっ……｣


｢っ…｣



また、その顔した。。

今の2人には快楽の余韻と、それなりの雰囲気だけでいいってもんなのに。

また先輩は苦しそうな顔をして、俺を小馬鹿にするんだ。


俺は、その顔が嫌い。

理由はいくらでもある。

俺を散々にしてその顔は何なんだよって。
やっぱ男抱くからそんな顔するんだよって。

俺じゃない誰か、何かを思ってそんな顔するなんて事もう分かってんだぞ、って…。



｢せんぱい…｣


｢あ、5時限目終わるチャイム鳴るや。6限目間に合うようにそろそろ行かなきゃ。｣



そのはぐらかしも毎度のこと。

まあ正直俺がそんな事気にするなんて馬鹿らしいけど。


でも、ここ最近ずっとその表情を見てたらモヤモヤするって言うか。
なんか虚しくなるから嫌なんだ。



｢もう……ほんと嫌い。｣


｢え？誰が？今日山ちゃんの身長からかってた奴のこと？｣


｢ちげぇわ。ってかなんでそれ知ってんだよ。｣


｢山ちゃんの事好きだからだよん♪｣


｢黙れ。
それと嫌いなのは先輩だよ｣


｢ぇええ！俺ぇ？！なんで？どこに嫌い要素が？！｣


｢人のこと襲った直後にそんなのよく言えたな！！！｣


｢えぇ？でも乗り気だったじゃん。可愛かったよ？｣


｢…………、｣



やっぱ

なにしてもしてなくても、なんでも。

この人のどこがどうとか、あの顔その顔とか。

そんなのどうでもいい。


俺は、先輩の全部、大ッッッッ嫌いだわ。

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