GAME START/覚醒 1.D ページ16
ウィィイン
扉が開けられ、目の前に現れるのは真っ白で無機質な廊下。
時折分かれ道はあるも、地図の通り真っ直ぐに進んで行く。
そこから突き当たりを右へ、そして2本目の曲がり角を左へと曲がった。
「……確かに此処は研究所っぽいな。ガラスで透けてる部屋を見る限り道具とかモニターに映る数式とかどれもそれだ。」
「わ、ビーカーとかもある。懐かしい。」
伊野ちゃんが慎重に言葉を挟めば、�睫擇�目をあちこちに移しながら興奮したように道具が置かれた部屋を指さす。
�睫擇里修譴楼戝驚屬い討�くとして、伊野ちゃんの言う通り、此処は研究所。
しかも近未来的な装置だったりデジタル資料などを見る限り、相当な場所なのだろう。
「にしても、なーんか監視されてるみたいだよな。」
「うん。マジこんなに怪しいことはないよな。」
薮くんの言葉に光くんが反応する。
俺達が部屋を出てから研究所の奴らは全く居なくてもぬけの殻。
それが妙に不気味で所々に伺える監視カメラを横目に流していった。
「あぁ、もう。まだ？トレーニング室って所は。」
「えーっとね……今は此処だから、あ、そこの角曲がったら着くよ。」
ずっと不機嫌な知念がしびれを切らして言えば地図を持つ伊野ちゃんが答える。
それから数歩歩いた先に右への曲がり角を見つけ、何も言わずにそちらへと進行方向を変えた。
「トレーニング室の扉発見〜！」
裕翔の声にやっと着いたという気持ちと同じくして、バクバクと心臓が鳴り響いていく。
正直やっぱ、俺って結構ヤバイ事言ったよなぁ……
今思うけど感情的になっちゃってた所あるし、まぁそれでも山田を迎えに行く以外考えてはないんだけど。
「じゃあ開けるね。」
「…本当に開ける？
別に僕が開けても、」
「大丈夫だよ。知念。」
平気そうな顔をしながら扉のノブに掛けた裕翔の手が微かに震えているのが分かる。
それに気付いている知念が少し不安そうに見つめれば、もう一度大丈夫と微笑みながら言葉を返した。
「だって、メンバーみんなが付いてるんだよ？これ以上心強い事ないよ。」
「本当に？」
「うん。あ、みんなって言ってもヤマがまだ居ないけど。」
知念に次いで圭人がそう言えばへ安心させるように笑った裕翔。
それは数年前の少し考えの狭かった面持ちはなくて、随分と余裕を持てるようになったのだと感心する。
そして、今度こそと…震えの止まった裕翔の手がゆっくりと、扉を開いた。
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あやりょ 。(プロフ) - ゆい花さん» 本当に長い期間更新を空けてしまってすいません(T_T)優しいお言葉本当に嬉しいです！ありがとうございます！ゆっくりですが、今後もよろしくお願いします<(_ _)> (2019年2月27日 20時) (
レス) id: 3f72280c96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい花(プロフ) - 久しぶりの更新で嬉しいです！これからもあやりよ。さんのペースで頑張ってください。応援しています(o^^o) (2019年2月26日 20時) (レス) id: c6ccc5474f (このIDを非表示/違反報告)
きき - はい(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))頑張ってください応援してます(^O^) (2017年10月24日 10時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
あやりょ 。(プロフ) - ききさん» ききさん、コメントありがとうございます！随分とお待たせしてすいませんm(_ _)m更新、頑張りますね！！ (2017年10月23日 2時) (レス) id: b331d663ec (このIDを非表示/違反報告)
きき - 更新されるのをずっと待ってます(*^▽^*)お願いしますm(_ _)m (2017年10月22日 12時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりょ ｡
| 作者ホームページ：http://antyan
作成日時：2017年9月1日 16時
