彼女のマンネリライフ (ページ2)

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神崎謳歌はマンネリライフを生きている。ページ2

どうだっただろうか。

私の作文は。

改めてみると、作文力の無さに苦笑してしまう。

文章てきには良いと思うんだけどな。

うーん。

まぁこの事を考え続けたらキリがないな。

登校中で友達と待ち合わせの場所まで約10分。

そんなに短い時間で考えがまとまるわけがない。

そうこう考えているともう待ち合わせの場所まで来ていた。

早いな。

「おはよう。」

「おはよう。今日ね＿＿＿＿＿＿＿」

私達は、おはようと言ったらすぐに会話を始める。

それが日常化している。

だから、なんとも思わない。

「でね。こんなことがあったの。」

この私と登校している子が、松浦叶華ﾏﾂｳﾗﾖｳｶ。

気の合う友達だ。

え？

私に何で友達がいるかって？

まぁある程度の友達は居るよ。

「じゃあ、またねー。」

「うん。叶華ちゃんもまたね。」

ガラガラ……………………

おはようございますってクラスの皆には言わない。

誰も聞いていなかったし誰も返してくれなかった。

それ以来私は、友達では無いクラスメイトとは個人でしか挨拶しなくなった。

それも当たり前だった。

私は、正直どうだって良い。

先生が、

「あと一年で卒業なんだから。」

「何となく生きていたらもったいない。」

ってずっと言ってきた。

めんどくさい。

もう会えないかもしれないから？

別に会えなくたって良いし。

だって、私にとっては貴方達なんて「他人」でしか無いのだから。

クラスがただ一緒なだけであって、

友達では無い。

クラス替えをすれば、前まで同じクラスだった人は他人扱いでしょう。

それなら、クラスメイトとは、同じクラスの人。

っていう感じだろう。

そうでなければ可笑しい。

たまたま偶然一緒だった訳であって

その人達は友達では無い。

そのクラスのなかで友達だった出来るのだけれど、

私はそれで何人もの人達と友達になってきたが

正真正銘友達と言える友達は叶華ちゃん一人だけ。

このクラスにも友達が居るが、最近独りの時間が増えた。

私のグループは小さく、３人しか居ない。

勿論自分もいれて。

３人って誰かしら余る人数。

最初から私が余り者扱いされていた。

いや、余り者だった。

けれど、他の二人も一人になることがあって平等だった。

そうだったけど、最近はずっと独りが多い。

こういうのは慣れていた。

ボッチ経験者だから。

なら最初から分かっていたのに何で友達になったのだろう。

理由は簡単。

あの時は押しに弱かったから。